Martin ( マーチン ) O-17 1936年製

現行品とは違う圧倒的な存在感を放つ濃いマホガニー・ボディの本器は今から80年前、人気の高い1936年製プリウォー期の0-17オールマホガニー。

1800年代半ばからの歴史を持つ17ですが、1929年に本器のようなオールマホガニー仕様となりました。

スペックはホンジュラスマホガニー材トップ、ホンジュラスマホガニー材サイド＆バック、ハカランダ指板、Tバーロッド、スキャロップドXブレイシング、44.5mmナット幅、オリジナルのPG装着と年代を感じる堂々の内容です。

ネックリセット、フレット打ち換え、ナット&サドル交換などが行われており、万全のセットアップで演奏性も完璧な大変内容の良い1本です。

弦高は6弦側2.4mm、1弦側1.7mm、ネックはストレート、捩れや元置きは無しと、フィンガースタイルの方でも押さえ易い状態です。

かなり前の年代に行わておりますペグやブリッジの交換補修がございます。
その分チューニングの安定性やブリッジの強度は安心できるものがあり、プレイアビリティ重視として丁寧に弾き込まれ保管されて来た個体だという事を感じます。

乾ききったマホガニーの響きが軽く爪弾いただけでネック＆ボディまで全体をしっかりと振動させており、この年代のマーティンでしか味わえない絶品サウンド。

出回り数が限られているプリウォーマーティン。
この機会に是非お試し下さい。