Headway ( ヘッドウェイ ) 2018 HD-115ARS/ATB20本限定製作「その年限定でしか作ることが出来ない、プレミアムなHD-115」
近年人気を伸ばしている長野県松本市に工房を構えるヘッドウェイギターズ。マスタービルダーを務める百瀬康夫氏は信州の名工にも選ばれ、その卓越した技術は確実に氏の弟子の世代にも受け継がれております。
本器は2009年より毎年制作している「その年限定でしか作ることが出来ない、プレミアムなHD-115」2018年バージョン。
ヘッドウェイブランドは1977年にスター、80年から90年代に一旦アコースティックギター製造を休止する期間があり、2000年代に復活。それ以降は現在まで継続してアコースティックギターを制作しています。
70年代から80年代前半のヘッドウェイは一部で「昭和ヘッドウェイ」と呼ばれ、プレミアが付くほどの価値を持ったものが存在します。今回の2018年限定モデルでは当時より工場に保管していたインディアンローズウッドのデッドストック材を使用。ヘッドウェイの歴史とともに時を刻んできた、ごく僅かで大事な木材をこの2018年モデルで使用されております。
ボディトップにはホワイトスプルースを使用。このホワイトスプルースはヨーロピアンスプルースにも似た性質を持ち、シトカ・スプルースなど他のものに比べて柔らかめな質感を持ちます。サウンド面でもこれが影響し、インディアンローズウッドとの相性も非常に良く、 幅があり空間に広がるような音色を得られます。
ギターの音の中でも、特にアタックやピッキングニュアンスを左右する指板・ブリッジには希少材ハカランダを使用。供給がなく、ごく限られたヘッドウェイのハカランダストックの中からではありますが、厳選したものが使われております。指板上のインレイはスノーフレークのアウトライン。トラディショナルなモチーフですが、アウトラインに貝を入れるという手法で、 従来よりもモダンな印象となっております。今回のモデルではピックガードにもハカランダを使用し、現代的で高級感ある外観に仕上がりました。
ブレイシングには2017年より製品化されたARS(アドバンスドリアシフトブレイシング)を採用。ノーマルの位置から若干ブリッジ側に寄せたレイアウトであり、1音1音しっかりと鳴り響き、芯のある迫力のサウンドを実現。また、位置をブリッジ側へ寄せることでトップ材に対しての丈夫さも増しています。
Headway飛鳥チームビルド渾身のリミテッドモデルです。
Body Top :White Spruce
Body Side&Back:"Dead Stock" Indian Rosewood
Neck:Honduras Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Nut:Bone
Saddle:Bone
Bridge:Jacaranda
Machineheads:GOTOH SXB-510V 06M GG
Scale:648mm
Width at Nut:43.0mm
Bracing:Scalloped Advanced Rear Shift X Bracing
Finish:Thin Urethane
String:Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
Accessories:ハードケース、六角レンチ、保証書
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