出荷前に技術者調整を行います。調整の御希望ありましたらお気軽にご相談下さい。
たどり着いた緻密な音質。カスタムモデルにふさわしい重厚かつ豊かな音。
ヤマハ独自の音質を追求したカスタムサクソフォン。重厚かつ、最低音から最高音まで均一な音質と揺るぎのない音程を維持します。管体などの独自設計によるレスポンスの良さと心地良い吹奏感を実感してください。音質は大変緻密で倍音が多く含まれ、豊かなサウンドと遠達性を備えています。また、キイメカニズムも刷新し高度なテクニックにも十分耐えるスムーズなキイワークを保証します。
▼ヤマハ テナーサックス カスタムシリーズラインナップ
プロフェッショナルシリーズからシーソーキイと手彫り彫刻、硬質ニードルスプリングは共通の仕様です。
■カスタムZ
・YTS-82Z...イエローブラス製、ゴールドラッカー仕上げ、V1ネック
特別生産
・YTS-82ZS...イエローブラス製、銀メッキ仕上げ、V1ネック
・YTS-82ZG...イエローブラス製、金メッキ仕上げ、V1ネック
・YTS-82ZB...イエローブラス製、ブラックラッカー仕上げ(キイはゴールドラッカー仕上げ)、V1ネック
・YTS-82ZUL...イエローブラス製、アンラッカー仕上げ、V1ネック
■カスタム875
・YTS-875...イエローブラス製、ゴールドラッカー仕上げ、V1ネック
特別生産
・YTS-875S...イエローブラス製、銀メッキ仕上げ、V1ネック
・YTS-875G...イエローブラス製、金メッキ仕上げ、V1ネック
■カスタムEX
・YTS-875EX...イエローブラス製、ゴールドラッカー仕上げ、E1ネック
特別生産
・YTS-875EXS...イエローブラス製、銀メッキ仕上げ、E1ネック
・YTS-875EXG...イエローブラス製、金メッキ仕上げ、E1ネック
▼下位モデル及び他シリーズとの違い
・オクターブキイ
オクターブキイのメカニズムに独自のボールジョイントを採用し、極めて滑らかな動きと抜群の耐久性を実現。ネックレシーバーにより、音の響きが向上。
・ハンドメイド1枚どりベル
ハンドメイドで作られた1枚取りベルは、中音域の音のつながりがよりスムーズになり、芯のある音色になる傾向です。
・V1ネック採用
以下の「▼ネックについて」の項目を参照下さい。
・左側シーソーキイ
左側シーソーキイのメカニズムを新設計。滑らかなタッチ感を実現すると同時に演奏性も向上しました。
・ベル支柱
以下の「▼支柱」の項目を参照下さい。
・可動式フロントFキイ採用
HighFキイの開きを調整でき、高音域の音抜けや音程を奏者好みに調整することが可能です。
・U字管
U字管上部に補強板が取り付けられています。低音域の奥行きある響きやコントロールのしやすさが実現。
・硬質ニードルスプリングの採用
以下の「▼バネ材質」の項目を参照下さい。
・ピボットスクリュー(キイを固定しているネジ)
先端の尖った砲弾型のネジを使用することで、ガタつきがなく精度の高い締め付けを実現しているようです。
■YTS-875とYTS-875EXの違い
大きな違いは2つです。
・ベル支柱
YTS-875は3点、YTS-875EXは2点支柱。
・付属ネックの違い
YTS-875はTV1、YTS-875EXはTE1
抵抗感が強めな吹奏感が好みの方はYTS-875、程よい抵抗感の吹奏感がお好みの方は875EXがおすすめです。
▼管体素材と塗装の違い
管体素材の違い
同じような色に見えても実は素材が違っていたりします。サックスは木管楽器に分類されますが素材は金管楽器と同じ真鍮(ブラス)が使用されています。ただ金管楽器のように種類は多くなく基本イエローブラスが使用されます。YTS-875はイエローブラス製です。
・イエローブラス...明るく、張りのある音色。銅が70%、亜鉛が30%。
・ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75~85%、亜鉛が15%~25%ほど。
・レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85~90%、亜鉛が10%~15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
塗装(仕上げ)の違い
ヤマハのラインナップにはクリアラッカー仕上げはありませんがサックスや金管楽器の仕上げではよく使用されます。YTS-875はゴールドラッカー仕上げです。銀メッキ仕上げの楽器に比べて抵抗感が強くなく、初心者の方には吹きやすいです。
・クリアラッカー...透明なラッカーでソリッドで暗めの音、フォルテの音抜けが良いと言われたりします。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーにゴールド系の塗料を混合してつくられていて、濃いめのゴールド。シャープで音の立ち上がりがよい傾向。
・銀メッキ...柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。
▼バネ材質
サックスに関わらず木管楽器のキイ、これを動かすためにバネが使われています。サックスの針バネは上級モデル以外は基本的にステンレスのものが多く、上級モデルになると硬質ニードルスプリング(硬質鋼)になります。YTS-875含めプロフェッショナルシリーズ以上のモデルは硬質ニードルスプリング(硬質鋼)を採用しています。硬質ニードルスプリング(硬質鋼)はステンレスに比較すると錆びたり折れてしまうリスクは高いですがレスポンスが良いことが特徴です。
▼サムレスト(指かけ)
可動式なのでご自身の手のサイズなどに合わせて使いやすい角度に調整が可能です。
▼支柱
サックスには楽器を支えるために支柱がついています。ベルと本体をつないでいる金具です。
YTS-875は3点支柱です。ヤマハのラインナップでは2022年3月時点でYTS-875のみ3点支柱です。
・2点支柱...3点支柱より吹奏感が軽い。明るい音色、吹きやすさを重視したモデルに使われることが多い。
・3点支柱...2点支柱に比べ抵抗感が強くなる傾向にありますが、低音までパワフルな鳴りになります。
▼ネックについて
YTS-875にはV1タイプのTV1ネックが付属しています。
息がしっかり入り余すところなく楽器を鳴らすことができ、抜群の吹奏感でクリアで豊かな響きが得られる傾向です。またダイナミクスレンジの広さも特長です。
YTS-480、YTS-62から上のモデルはカスタムネックに付け替えることができます。より自分の好みの音、表現したい音に近づけるための選択肢が豊富です。
※YTS-62(S)は2021年11月時点の現行モデルおよび一部の旧モデルに互換性があります。
別売ネックラインナップ
・V1タイプ...息がしっかり入り余すところなく楽器を鳴らすことができる。抜群の吹奏感でクリアで豊かな響きが得られます。ダイナミクスレンジの広さが特長。
・E1タイプ...コントロールしやすく、心地よい抵抗感とレスポンスの速さが特長。
・C1タイプ...タイトな吹奏感が吹き心地をより良いものにします。コントロールしやすく安定した音程感と立ち上がりの早さが特長。
・G1タイプ...密度のある響き、適度な抵抗感を持ちながらも息が入りやすい。特に高音域でのコントロールのしやすさが特長。
▼シーソキイ(C#-B♭連動キイシステム)
左手小指で操作するところ、ここをテーブルキイと言いますがここにC#-B♭連動キイシステム、よくシーソーキイと呼ばれるものが採用されています。これによって左手小指の操作が楽になります。早いパッセージも吹きやすいです。これが付いていないとこの下のキイをしっかり押さなくてはいけないので運指が大変になったりします。最近の楽器には付いているものが多いです。
YAMAHA Tenor saxophone gold YTS-875 ヤマハ テナーサクソフォン ゴールド
■オプションネック対応
■彫刻あり
■一体座
■ベル支柱:3点式
■補強版(U字管内側)あり
■オクターブキイボールジョイント 洋白製
■調子:B♭調
■システム:High F♯、フロントFキィ(可動式)
■シーソーキイ(シーソー式左手小指キイ)
■仕上げ:ゴールドラッカー
■ベル:1枚取り
■パッド:プラスチックレゾネーター
■針バネ:硬質ニードルスプリング
■鉛フリーハンダ使用
■可動式指掛け
■指貝材質:白蝶貝
■Low C#開き止めメカ有り
※細かい仕様が画像と異なる場合あり。
セット内容
■サックス 本体
■セミハードケース(TSC-875)
■ネック(TV1)
■マウスピース (TS-4CM フェイシング 24mm/ティップオープニング 1.7mm)
■リガチャー
■マウスピースキャップ
■エンドキャップ
■リード
■ネックストラップ
■コルクグリス
■ポリシングクロス
■取説/保証書
■Vandoren SM421 マウスピース T15 V5 ティップオープニング:176mm フェイシング MS チェンバーが伝統的な丸い形になっています。バッフルが平らで、ボアは小さく丸く、チェンバーはノーマルとジャズタイプがあります。クラシックプレイヤー、ジャズプレイヤー並びに学生にも合うさまざまなスタイルのものを取り揃えています。息がとても入りやすく、アーティキュレーションも容易です。
■PROTEC PB305CT セミハードケース ショルダーストラップ付き
■PROTEC BP-STRAP プロテック専用のバックパックストラップ リュックにできます。
■クリーニングペーパー
■パウダーペーパー
■キイオイル
■マウスピースパッチ
■バンドーレン リード 1箱 5枚入り