▼Gottsuとは
メーカー曰く、Gottsuはサックスは人が歌うかのように聞こえる楽器だと思います。だからGottsuのマウスピースも人の声に近い倍音の出るマウスピースが特徴です。
創業者自身がサックス奏者であり市販のマウスピースに満足しなくなったことがきっかけで2005年に創業しました。
「世界一のマウスピースを作ること」を理念としており、素材の厳選から、設計、手作業による仕上げを全て自社工場で行っております。またGottsu独自の特殊調整技術「Gチューン」を全てのマウスピースに施すなどマウスピース制作に力を入れているメーカーです。
日本製のマウスピースですので海外製のメジャーブランドより知名度が低いですが知る人ぞ知る、ここ最近じわじわ人気が出てきているブランドのように思います。
▼Gottsu独自技術 Gチューン
GチューンとはGottsuが開発した独自の特殊調整技術のことで、仕上げ作業の際に職人によって丁寧に調整されます。Gottsuの全てのマウスピースモデルにはこのGチューンが施されているため他にはないGottsuならではの美しい音色と吹きやすさを実現しています。また、すべてのGottsuリフェイスにもこのGチューンを施しその証明として“G”の刻印を打刻します。
+R(先端特殊加工) Sepia Tone The greatness of original technology
リードの振動をより効果的にする為の、ティップレールに特殊加工するGチューンの最新技術です。この特殊加工により、今までより効果的にリードが振動し、 なめらかでとろけるような音色をが特徴的で、他にはない効果を発揮します。音の立ち上がりの抵抗感は絶妙で、低音がスムーズに出しやすくなるのと、サブトーンが 柔らかくやさしい音色に変わるGottsuのオリジナル技術です。
▼Gottsuのティップレール・サイドレールへのこだわり
マウスピースは中身の形と同じくらいティップレールやサイドレールの太さも音色に影響するためとても重要なポイントです。Gottsuのマウスピースはモデルごとにティップレールやサイドレールの太さを変えてそれぞれのモデルに合う太さを採用しています。平均で一つのモデルに100本以上の試作品を作り、検証を行い一番適切な太さを採用し商品化しています。
▼ヴィンテージマウスピースへのこだわり
Gottsu はマウスピースのリフェイスをしていく中で様々なマウスピースに出会いました。中でもジャズの黄金時代ともいわれる1930-50年代のヴィンテージマウスピースはとても良い作りで、作者の思いが伝わってくるようなものが非常に多く、強く感銘を受けたことをきっかけに、当時のヴィンテージマウスピースと現代の音楽の融合するような新たなマウスピースを作りたいという想いからGottsuはヴィンテージモデルを展開しています
▼Gottsuマウスピースのラインナップ
<合成樹脂製>
■Sepia Tone Bebop 合成樹脂製
Gottsuの中でも唯一野合成樹脂製マウスピースです。エボナイトを主流にマウスピースを製作されたそうですが、それとは別の素材で作成してみよういう好奇心とヴィンテージマウスピースの出会いから制作に至たりました。中音域が強調され、柔らかい音色でありながら、スピード感のある音も出せ、ダイナミックレンジの広い傾向です。ジャズ、ビバップ、ポップス、フュージョン向けのマウスピースです。
<ラバー素材>
マウスピースを製作するうえでは、素材が特定の音に強く反応するのではなく全ての音に反応するといった性質が求められます。そして、その性質を持っているのがエボナイトです。世界中のエボナイトを取り寄せ、研究を重ね、厳選したエボナイトを採用しています。特にVI マーブルのエボナイトは特注素材でGottsuオリジナルのエボナイトを使用しています。
■Sepia Tone VI エボナイト製
Gottsuマウスピースの中でスタンダードなモデルです。吹きやすく、渋めの響きがある音なのでジャズ向けのマウスピースです。
■Sepia Tone VI Marvel マーブルエボナイト製
マーブルエボナイトはGottsu特注素材でできており、シャンクシャンクの端面が18金メッキのリングを付けています。ジャズ向けのマウスピースですが、通常のSepia Tone VIに比べて、抵抗感が強く、パワフルです。
■Jazz Soloist エボナイト製
チェンバーの形状が馬蹄形になり、音色は丸く、優しい音になる傾向です。装着するリードの種類によってジャズだけでなく、ポップスやクラシックでも対応できるマウスピースです。
■Jazz Soloist Marvel マーブルエボナイト製
Sepia Tone VI Marvelと同じく、Gottsu特注素材でできており、シャンクシャンクの端面が18金メッキのリングを付けています。チェンバーの形状は馬蹄形なので音色の傾向はJazz Soloistと似ていますが、素材やリングがついていることでより抵抗感が強くパワフルになりました。ジャズやポップス向けのマウスピースです。
■Sepia Tone VI Custom エボナイト製
プロサックスプレイヤーからハイバッフルのマウスピースを作って欲しいという意見から誕生したマウスピースです。音色の傾向としては明るくパワフルで、メタルに引けを取らないエッジとパワーがあります。ジャズ、フュージョン、ポップス向けのマウスピースです。
■Sepia Tone シリコンラバー製
明るく吹きやすい初心者におすすめのマウスピースです。ヴィンテージマウスピースに近づけるためにエボナイトではなくシリコンラバー素材を使用しています。Sepia Tone VIが誕生し販売終了にする予定のモデルでしたが、初心者の方を中心に人気が高いため現在でも同じ製法で作成しているマウスピースです。ジャズ向けのマウスピースです。
▼Sepia Tone VI Custom
Sepia Tone VI Customは既存の VI よりも明るくて音量のあるモデルです。少ない息でも楽に音が出るようになっています。ジャズというよりはフュージョン向きで、メタルが苦手な方でもメタルのようなパワフルな音が出せます。
-Gottsu 後藤将彦氏コメント-
このモデルはたくさんの方々、特にプロサックスプレーヤーからラバーのハイバッフルのマウスピースを作って欲しいという熱いご要望を受け、私も好奇心があったためSepia Tone VI Customを作りました。バリトンはVIをハイバッフルにしてロングシャンクにし、VIよりボディとレールは太めです。テナーは一から見直し、ハイバッフルだけどラージチェンバーで低音の音も出しやすくしました。アルトは中身のデザインはMetalHL2018とほぼ同じですが、素材が違うのでそれに合わせたプログラム調整をしており、外側のレールは太めにつくっています。
素材 : エボナイト ※素材は濃い茶色で添加物を入れていない上質なエボナイトです。
チェンバー形状:かまぼこ型(アルト)、丸形(バリトン、テナー)
バッフル:ハイバッフル
音色と特徴:明るい、パワフル、メタルに負けないエッジとパワー
スタイル:フュージョン、ジャズ、ポップス
推奨リード:天然素材のリード
Gottsu mouthpieces ゴッツ マウスピース
■楽器:alto saxophone アルトサクソフォン
■シリーズ:Sepia Tone VI Custom セピアトーンVI カスタム
■モデル:7
■TIP OPENING ティップオープニング:2.00mm
■素材:エボナイト ※素材は濃い茶色で添加物を入れていない上質なエボナイトです。
※装着できないなどの返品/交換は一切できません。細かい仕様が画像と変わる場合がございます。
Playnick Ligature プレイニック リガチャー
キズや変色があるアウトレットです。
■対象楽器:Alto saxophone アルトサクソフォン
■一般的なハードラバーのアルトサックスマウスピースに適応
■仕上げ:無垢 塗装なし
■シリーズ:Vincero ビンチェロ
■1本ネジ、逆締め
■made in Austria オーストリア製
※細かい仕様が画像と変わる場合がございます。サイズ間違い、装着が合わない、など全ての場合によって返品/交換のご対応はいたしかねますのでご理解のうえご購入下さい
▼プレイニックについて
マウスピースメーカーとして有名なプレイニック社。2008 年にエッガーズドルフ バイ グラーツ (スティリア) に設立された PLAYNICK 社は、サウンド システムの製造と設計を行っています。焦点は、最高のオーケストラ ソリストと、その一部になりたいすべての人によって演奏されるクラリネットとサックスです。デジタル技術と革新的な形状形成をベースに、精密さと感動の架け橋を築きます。
▼チタン製リガチャー
プレイニックのリガチャーはチタン製です。金属製のリガチャーでよく使用されるのは真鍮です。安価なものだとステンレスのものもあったりします。
チタンは金属加工が難しいと言われているのでチタン製のリガチャーはそう多くはありません。チタンは軽い金属なのでリガチャーも軽く、抵抗感はあまり感じず軽めの吹奏感で反応が良い傾向です。またきらびやかな音色も特長のひとつです。
▼塗装の違い
素材に加えて仕上げ方でも音色に変化があります。
・無垢...通常は何かしら塗装されているもので、それによって抵抗感や音の伝導(音色/響き)がかわりますが、無垢は何も素材に塗装がない状態です。つまり抵抗感が少なく音も軽めの傾向になると思います。
・金メッキ仕上げ...ボリュームが出やすくラッカーに比べ音色が深くてよく響く。
・ピンクゴールドメッキ仕上げ...ほどよい明るさと柔らかさを兼ね備えた音色。銅が含まれているので金メッキよりやや柔らかめ。