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Taylor Guitars からの湿度管理に関してお知らせです。

Taylor Guitars からの湿度管理に関してお知らせです。
Taylor Guitarsの湿度管理に関して                         メーカーサイトより

2020.07.30[お知らせ]

昨今の日本国内の雨季または夏季における自然外気での湿度は非常に高くなっており、エアコン等の空調器具により調節されている屋内においても、空調器具が未使用時には即時に60%以上の湿度(降雨日等の高い場合は80%近く)になる場合が多くございます。
Taylor Guitarsでは、アコースティックギターに適した湿度は40%~60%の間を推奨しており、50%前後がより良いと環境として保管状態を考えております。したがいまして、現在の雨季や夏季の湿度環境下では、ユーザー様ご自身の保管環境にて、デジタル湿度計と湿度調整材などの専用器具を使用していただき、上記の適正な保管状態を保つ必要がございます。
なお、Taylor Guitarsは、弦を交換する時以外はチューニングを緩めずに保管・使用頂く事を前提としておりますが、高湿度におきるボディトップの動き(膨らみ)は、ブリッジ部分に掛かるテンションが直接的な原因ではなく、保管・使用環境の湿度・温度管理の不備が原因と考えられます。また、アコースティックギターのサウンドホール内側は無塗装のため、生木の状態にさらされている事を理解いただき、きちんとした管理下で保管をして頂く必要がございます。現実的には、人間の感じる体感以上のスピードで湿度は急激に変化をしており、使い込まれて環境適応していない状態である新品のギターは、その変化に最も敏感な状態にあたり気付いた時には既にギターは変化をしている事が多くあります。よって、体感ではなくデジタル湿度計(針によるアナログ湿度計や、安価なデジタルタイプ湿度計は、表示と実際の湿度に時間的な誤差が大きく急激な変化を正確に表示できていません)による判断が最低限必要となってきます。

60%を超える過度な湿度の環境下に置かれたギターの木材は、空気中の湿気から吸水してボディトップが膨張して外側に膨れボディトップは持ち上がり、弦高が非常に高くなる現象が起きてしまいます。(逆に冬季の乾燥した時期やエアコンで冷暖房・除湿などを過度に効かせ過ぎた40%を下回る湿度状態では、ボディが乾燥して空気中に排水をしボディトップは内側方向へくぼむように変形します)。
また、塗装面が前述の木材の急激な変化についていけずに、クラッキングを起こす場合もあります。
先述のとおり、アコースティックギターに理想的な湿度は50%前後とされますが、40%~60%の間を維持していれば大きなダメージが起きる事は少ないといえます。室内でギターを吊るしたりスタンドに立てて保管する場合は、部屋全体の湿度・温度コントロールが必要となりますが、暖房器具やエアコン空調機器は湿度の急激な変化を引き起こす原因となる事が多く、部屋全体の温度・湿度コントロールは難しいものです。適正な湿度管理が可能でギターの保管に最善の場所は、ある規模で外気を遮断できるギターケースの中と云えるでしょう。まずギターケースの中が40~60%の湿度になっているかをデジタル湿度計を使用して確かめたうえで、問題がなければギター本体をケースの中で保管することをお勧めいたします。
その際のケースの種類は、安全性などの面で頑丈なハードケースがよりおすすめではありますが、強度での安全性を除けばギグバッグなどでも対応する事は可能です。また同時にケースの中に、市販されている湿度調整材などを同梱し保管する事で、ケース内の極端な湿度変化を防ぐことができるでしょう。※市販の湿度調整材などを使用する際には、湿度調整材の使用注意などを守って使用ください。また、定期的にデジタル湿度計を使用して、ケース内や保管環境の湿度・温度を保ち続けることが重要です。