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■ 新次元を切り開く世界最高峰DAW、PRO TOOLS 10

■ 新次元を切り開く世界最高峰DAW、PRO TOOLS 10
PRO TOOLSのスタートは、レコーダーでした。
MIDI(打ち込み)は搭載しておらず、純粋にコンピュータを併用した記録機材であった、ということがPRO TOOLSのスタートポイントだったわけです。
CUBASEやSONARなど、現存する多くの "DAW” と呼ばれるソフトウェアが "MIDIシーケンス・ソフトウェア” としてスタートし、後にオーディオ機能を搭載していった経緯を考えると、PRO TOOLSはそれらのDAWとは正反対で根本的に異なる訳です。
PRO TOOLSは特にレコーディング及びオーディオ編集が得意なDAWの部類に入ります。
機能性に優れているだけでなく、音質にも優れていることは多くのプロがPRO TOOLSを選択し愛用していることからも証明されており、最も信頼度の高いDAWであることは疑う余地がありません。

私事になりますが、私が始めて「PRO TOOLS」に触れたのは結構最近の話で、1998年、シカゴ音響などと呼ばれたジャンルが始まり TORTOISE が TNT をリリースした頃でした。TORTOISE の TNT は波形の切り貼り、前後移動という、実際の演奏の時間軸をPRO TOOLS上でバラバラにして再構築したというもので、非常に話題となったアルバムでしたが、当初 私は"音楽はスタジオやライブハウスで演奏するものだ"としか頭になかったので、"時間軸を再構築する"というアイデアは非常にショッキングであると同時に新たな音楽のあり方、面白さを見つけた時でもありました。

後に知ったのですが、ジャズの帝王と呼ばれるマイルスデイビスは、1968~70年代の"ジャズが聴けない人"にも人気の高いエレクトリック期、特にオンザコーナーという後のヒップホップやクラブミュージックに未だに影響力を持つアルバムでは、マイルスデイビスが信頼を置いていたプロデューサーのテオ マセロ氏が「テープにハサミ」を入れて、セッションの時間軸の前後を行っていた、という人気者ならではオモシロ疑惑話などもあり、こういった音楽アプローチはここ最近に始まったという訳では無いのかもしれません。

そして、実際のライブでのTORTOISEはどうしていたのかというと、PRO TOOLSでの再構築"後"の演奏を行う事が中心であり、「ライブがあって、レコーディングが行われる」のではなく「レコーディングとその後のエディットが、ライブになる」という面白い一つの形が行われていました。
現実には出来ない演奏をテクノロジーで作り上げる、といった嗜好では無かったことが、面白く感じた事を覚えています。

セッションを行い、プロツールスに落とし、一端聞いてから良い部分、面白い部分をチョイスしつなぎ合わせ、そこへさらに新たな演奏をかぶせ楽曲を完成させ、ライブでは雑多なセッションではなく「完成品」を演奏する、という手法は、まるで油絵を描くようで「アーティスト」という視点からは非常に感覚的かつ合理的であると思います。

それから10年以上も経た今では波形の切り貼り、前後移動、レコーディング"後"に音楽を構築するという手法などは世間に浸透し、「制作」と「ライブ」は全く別のものであると言うことが一般認知されてきたように思います。

要するに、「レコーディング」という作業は単なる「記録」では無く、音楽制作においては「素材」となる非常に重要な要素であり、そして「レコーディング」という作業において最も長けたPRO TOOLSは、レコーディングを必要とする演奏者やサンプリングを行うクリエイターにとっては特別なDAWであると言うことです。

では詳細は次の3つの項目別にご紹介をしていきたいと思います。
1.   PRO TOOLS の代表的な基本機能について
2.   最新版「PRO TOOLS」 の重要な特徴
3.   PRO TOOLS を選ぶことによる信頼感

PRO TOOLSには4つの編集モードを備えています。
このうち多用するのがSLIPGRIDというモードです。
時間や小節/拍などの単位で移動/編集するのがGLID、そういった単位を無視して自由に移動/編集出来るのがSLIPです。
例えばドラムループ素材を貼り付けた場合、当然リズムパターンの「頭」はDAWの小節/拍の「頭」に揃えたいはずですが、こういう時にGLIDモードは適しています。
反対にギターソロやボーカルの「終わり目」は小節/拍に揃えてパチッと切れるわけではなく、余韻部分があるはずです。この場合GLIDモードは都合が悪い事が多いでしょうからSLIPモードで丁度良い音の切れ目を編集すれば良いわけです。
ちなみにGLIDモードでもcommandキー(mac)もしくはCtrlキー(win)を押しながらマウス操作する事で一時的にSLIPモードとして作業もできるので、いちいちマウスクリックによる切り替え作業を行う必要性はありません。
また + や - キーで厳密な波形移動が行えるので、絶妙なグルーブやタイミングを求めているようにばっちり決めることも出来ます。
ちなみにグリッド単位はメインカウンターの横の「GLID」と書かれた音符マークをクリックする事で単位の設定を行う事が出来ます。タブを開いて深い階層まで入り込む必要が無いこともスピーディな作業に重要な要素です。

ここまでを覚えれば大抵の作業は行うことが出来るでしょう。これが波形編集の基本です。
全く難しくなさそう!と思った方、そのとおりなんです(笑)


PRO TOOLSはオーディオ管理を徹底しており、現波形にノイズが含まれないよう、もしくは聴感上の変化を与えないよう構造されていることで、レコーディング素材の保存、読み込み、管理に信頼性が高いソフトウェア。その志向そのままにオーディオをMIDIのように"時間伸縮”出来る機能をPRO TOOLS 7の時代に搭載しました。それがプロからの評価が非常に高い「エラスティック・オーディオ」。
"「エラスティック・オーディオ」なしの楽曲制作は考えられない"とまでプロに言わしめるこの機能は、単純に説明すると"ピッチ(キー)を変えずに、再生速度(時間伸縮)を変化させる"という機能

例えばBPM120でレコーディングしたギター素材があるとします。しかし、後ほど楽曲のスピード感が足りないと感じBPM125に変更したい場合、BPM120で収録されたギター素材は当然テンポに対し遅れて演奏されてしまいます。そうなると改めて変更後のBPMに合わせた演奏を再収録しなければならない必要がありました。
しかし「エラスティック・オーディオ」を利用すれば、BPM120の素材を変更後のBPMに合わせてしまうことができます。これによりベストテイクをボツにする必要が無くなりますし、作業効率が大幅に上がるというわけです。
なお、この手の機能は他のDAWでも搭載していますが、プロが「エラスティック・オーディオ」を好む理由は、このストレッチ技術のクオリティが高いことに理由があります。もともとオーディオの取り扱いに定評のPRO TOOLSのクオリティそのままに「エラスティック・オーディオ」を導入したことがPRO TOOLSの信頼性をさらに飛躍させる理由となっているわけです。

また「クリップゲイン」という機能もオーディオ編集にとって非常に重要です。
これはDAW上に貼り付けた音声ファイル1つずつの音量を簡単に素早く編集出来る、という機能です。
同一トラック上にある多数の素材の中には、音量バランスが合わないファイルも当然出てきます。しかし、その度にトラックボリュームのオートメーションを書き込むのは何とも骨が折れる作業です。面倒を省くためにリミッターやコンプを使う、という手もありますが、本来のダイナミクスを失ってしまうため、必要以上の乱用はあまりオススメできません。こんな状況を簡単に解決してくれるのが、このクリップゲインです。
なんだか地味な感じがするかもしれませんが、恐らく、誰もが頻繁に利用する機能であり、重宝する事は間違いありません。


オーディオ波形は「波状」の形をしています。視覚的に"波の始まり"は、我々の耳では"音の鳴り出した時"にあたります。
ドラムのオーディオファイルやギターフレーズを分割したり切り出したりするときは、視覚的には波が始まった所(トランジェント)を選択して、分割するという作業になるわけです。しかし、この作業は神経のいる作業となることは、当然容易に想像できる問題です。ここでPRO TOOLS には「タブトゥトランジェント」という機能を搭載しており、トランジェントを自動的に検出し目的のトランジェントまでキー1つで移動できる機能があります。「タブトゥトランジェント」モードをONにして、オーディオ波形を選択し、Tabキーを丁度良いところまで何度か押すだけ。これでオーディオファイル内のトランジェントを即座にピックアップする事ができます。
ちなみにトランジェントを見つけたならば切り出したくなることもあります。
そんな時に便利な機能としてショートカットキーも用意されています。
「commmand + E (MAC) / Ctrl + E (WIN)」を押すだけで選択ポイントで波形を切り分けます。
切り出したリージョン(波形)をファイルとしてエクスポートするのは「commmand + shift + K (MAC) / Ctrl + shift + K (WIN)」。簡単かつスピーディに素材の切り出しが行えます。



PRO TOOLSユーザーにとって無くてはならない機能のひとつに「BEAT DETECTIVE」という機能があります。
これを簡潔に説明すると、「非常に便利な"波形を分割する"機能」といえます。

たった5秒程度のリズムファイルであったとしても、それを発音単位で手作業でバラバラに切り分けするとなると、非常にストレスのかかる作業となります。ストレスだけでなく、音楽的にインスピレーションを阻害する原因にさえなります。

「BEAT DETECTIVE」はこういった不便さを解消するのに非常に適した機能で、オーディオ素材を拍/小節ごと、もしくはトランジェント(音の鳴り始め部分)ごとに一括処理で波形を切り分ける機能です。勿論、拍/小節の変更、トランジェントの検知レベルの調節が可能で、視覚的に確認しながらの切り分けが可能です。切り分けた後はギターフレーズを入れ替える、ボーカルのタイミングを微調整する、ドラム素材のリズムパターンを再構築するということが可能というわけです。

しかも「エラスティック・オーディオ」も活用すれば、時間的な伸縮までも可能に。
音の切れ目やつなぎ目を自然にする事は勿論のことですが、「ドレミ」というフレーズを「ドミーレ」とか「ドレドーミ」のようにエディットする事も可能。一つのオーディオ素材があれば、そこから広がる可能性は無数にあるというわけです。

「エラスティック・オーディオ」も「BEAT DETECTIVE」も、共に非常に簡単な操作性ですので、一連の作業がかなりスピーディに行える事も非常に重要なポイントです。


恐らくPRO TOOLSを知るアーティスト、エンジニア、楽器屋店員にPRO TOOLSってどんなソフトですか?と訪ねると、大半は「PRO TOOLSはオーディオに強い」と口を揃えて言うだろうと思います。しかし、決して「MIDIは全然ダメ」というわけでは無いことをご紹介したいと思います。

そもそもPRO TOOLSは「レコーダー」として始まっているため、確かにMIDI編集機能に関してはその他DAWに遅れを取ってきたことは事実ですが、現在はそうとも言えない状況になっています。
というのも「PRO TOOLS 8」の頃にMIDI関係の専門開発を行う「A.I.R.」という部署が設立され、多くのDAWが採用するのと同等のMIDIエディターや、現代的で高品位なプラグインシンセが開発・導入されました。
特にプラグインの品質は他のDAWと比べても非常に優秀であるとの高い評価が得られており、クラブミュージック系のクリエイターがPRO TOOLSを愛用しているとの紹介も激増していることが "PRO TOOLSがMIDIにもしっかりと対応している" 事の何よりもの証明であると思います。

しかし、注意すべきは打ち込み系のアーティストに絶大な支持を受けるDAW「CUBASE」に比べると、やはり機能的に物足りない事は否めません。クラフトワークがCUBASEの愛用者であるというのは良い例だと思いますが、ソフトシンセをメインとして、レコーディングの頻度が非常に低く、シンセサイザーを用いて細かく膨大なレイヤーやエディットを組みたい方はPRO TOOLSよりCUBASEの方が良いかもしれません。

ではPRO TOOLS にとっての「MIDI」とはどういうものなのか。
それは個人的には「拡張的なMIDI利用なら十分な機能を備えている」と言えると思います。
例えば "ギターとヴォーカルはレコーディングし、ドラムとベースは打ち込みで。(バンドマンユース)" といった場合や "ハードシンセの併用やサンプリングベースのトラックメイキング(ヒップホップ、エレクトロニカ、ダブステップ、デトロイトテクノなど)" という目的に対しては、本当にばっちり適応した機能性を備えていると言うことです。


この点は多くのプロフェッショナル・エンジニアが口を揃えて評価しているところ。
ミックス/マスタリングにおいてDAWに求める重要なことは"自由なルーティングが組めるかどうか"、この点が重要なポイントなってくると思います。PRO TOOLSを含むDAWはセンド、AUX、バスといったルーティングの拡張的なトラックが備わっておりますが、ルーティングの自由度と明快さにおいて最も評価が高いのがPRO TOOLSです。
それ故、エンジニアの多くはミックス/マスタリングにPRO TOOLSを採用するわけです。

エンジニアだけでなく我々パーソナルユーザーにとってもこの特徴は身近に重要なポイントです。
最近のドラムソフトウェアはDAWへのマルチアウトが可能ですので、DAW側で好みのプラグインエフェクトを好きなところに差して、ミックスバランスを調整して...ということが可能ですが、こういった際にオンマイクだけをAUXトラックへセンドし、まとめてリバーブをかけるという様な事は容易に行えます。またプラグイン負荷を押さえるためにインストゥルメントトラックをバスで別トラックに流し、そこでレコーディングする事でオーディオ化し、それ以降はインストゥルメント・トラックはオフにする、というような事も可能です。こうすることで高負荷な作業でも安定して作業が行えますし、もちろんオフにしたトラックを再びオンにすればエディットのやり直しも可能なわけです。

そして、PRO TOOLSに標準搭載のプラグインエフェクトの質。これが非常に優れていることも有名なポイントです。
CUBASEやLOGICユーザーから「PRO TOOLSのプラグインはホントに羨ましい」と言われることが多く、CUBASEやLOGICユーザーの方は市販のプラグインエフェクトを買い増しして始めて「DAW」として満足に利用出来るようになった、とお伺いしたこともしばしばあります。
確かにプロのミックスの中ですらPRO TOOLSの標準搭載エフェクトが利用されることもある、というのは他のDAWからすれば快挙といえる内容です。

柔軟なルーティングと高品位なプラグインが標準機能、となれば当然ミックス/マスタリングに必要な機能や機材ははじめから整っているわけですから、レコーディングやプラグインインストゥルメントの打ち込みにも力が入るというものです。

 

 


前モデルの PRO TOOLS 9 はこれまでユーザーを限定していた以前のイメージを打ち壊したDAW業界の衝撃です。
プロフェッショナルなスタジオや現場で、このPRO TOOLSほどの需要を持つレコーディングツールは他に無く、どんなハード機材やソフトウェアで作られた楽曲も、最終的にはPRO TOOLSを通り作業が完遂されている現代の音楽事情を考えると、アナタの新たなDAWとして利用するのに非常に適したソフトウェアです。
アナタがハードウェア機材中心のクリエイターでも、CUBASEやLOGICなどのDAWの愛用者であっても、"愛用品"は引き続き使いながら、新たにPRO TOOLS を導入することで正に自宅がプロのスタジオと同等の環境となる訳です。
もうハードルの高いソフトウェアでは無くなった PRO TOOLS を選択することは、当然これからDTMを始めるDAW初心者にとっても最も合理的な選択といえます。なぜならハードルは高く無くとも性能は超一級ですから。



PRO TOOLS の敷居が低くなった理由、それはPRO TOOLS で利用出来るインターフェースを限定しなくなったことです。
以前の PRO TOOLS はPRO TOOLS対応のインターフェースが必須であったため、入出力や機能性、音質の点で好みのインターフェースを利用することが出来ず、選択の余地なくPRO TOOLSハードウェアの利用を余儀なくされていました。

現在市場人気のトップ3である MetricHalo 、 RME 、 MOTU のインターフェースも当然利用出来ず、この時点でPRO TOOLSに興味があっても他のDAWを選択した方は多くおられたのではないでしょうか。
その裏付けでは無いですが、弊社では "PRO TOOLS + MetricHalo/RME/MOTUインターフェース"のオリジナルセットが非常に好評です。
音質、システムの性能を決めるのはDAWだけでなくインターフェースにも比重が多いことを認識しておられる方はこういったシステムを切望していたと言うことです。

また、そういったハイエンドシステムは自宅用、として出先ではノートブックの標準サウンドカードを利用する、ということが可能になったことも重要です。かつてはMbox Microなどの「PRO TOOLS起動用の小型インターフェース」などをわざわざ利用する必要があり、iLokだけでなくさらにUSBポートが必要となる、という残念な状況を生み出していました。
こんな不便な事は他のDAWでは無いことだったので、この点もPRO TOOLSユーザー共通の悩みどころであったと思います。
しかし現在の PRO TOOLS なら、ノートブック搭載のスピーカーから音を鳴らす事もできるようになっています。
出先でも本当にコンパクトな荷物でPRO TOOLSが持ち運びできるようになったわけです。


PRO TOOLS HDという演算処理を行うハードウェアとソフトウェアが一体となったプロフェッショナルユースのPRO TOOLSは、かつては絶対的な存在であり、多くホームユースのPRO TOOLSユーザーの憧れでもありました。しかし、今や多くの方にとっては「不要」と言い切れるほど ネイティブ環境(コンピュータに処理をさせる) が充実しており、その流れを汲んだPRO TOOLS システムのラインナップも充実したからです。
そもそもPRO TOOLS HDが かつて "必要" であった最大の理由のは、コンピューターが現代ほどパワフルではなく貧弱であったためであって、現代の様にマルチコアCPUや大容量メモリの標準搭載という現代においては、高額な投資をしてまでシステムの安定化を図る必要がなくなったからです。
ソフトウェア機能の最大の能力差は「自動遅延補正」という、プラグイン利用で生じるレイテンシーを自動的に補正する機能でしたが、この機能は現在のネイティブ版の PRO TOOLS に標準搭載されています。
他にもBeat Detectiveがマルチトラックで利用出来るのはHDのみの機能でしたが、これもまたPRO TOOLS 9から標準搭載となっています。


重要な事は、決して PRO TOOLS HD の能力が低い訳では無いと言うことです。 まるで 「PRO TOOLS HD なんて...」というような文章になってしまっていますが、PRO TOOLS HD は今現在も多くのプロフェッショナルスタジオで稼働しており、最新のHDXシステムの世間の話題も尽きることなく、とても注目されているスタジオツールです。世界中の多くのアーティストとエンジニアがこのシステムの前で作品を模索しているのも確固たる事実です。

それにも関わらず "HDは必要無い" といえる理由は ネイティブ環境のPRO TOOLS システムがプロが愛用するHDと同等に充実した環境である、ということが驚異だということです。



最新のPRO TOOLSは非常にテクニカル(専門的)な仕様更新がなされており、いまいち良さが分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?簡潔に申し上げますと、今回の「PRO ROOLS 10」で大幅に躍進したのは「音質」です。

今回のグレードアップでPRO TOOLSは「内部音声処理」の精度を格段に向上させています。
その点は2つあり、「32bit Floatでのプラグイン処理」と「64bit Floatを採用したミックスバス」です。
これは従来に採用されていた精度を遙かに上回る数値であり、劇的な進化といえます。
もともと音質に関して高い評価を得ているPRO TOOLSが抜本的な音質向上に取り組んだ、というのは今後のDAW事情において非常に重要なポイントです。


p.s.:ちなみに、PRO TOOLSを除く多くのDAWに言える事なのですが、64bit OSに対応した64bit版DAWだからといって内部音声処理が64bit処理をされているとは限りません。かつて32bitOSに移行するときもそうでしたが、DAWは32bitOSに対応しただけで音声内部処理は従来通り16bitとか8bit、という事はよくある事です。64bitOSとは、「ソフトウェア - OS 間」のデータ処理を64bitで行うという事であって、64bitOSの方が音質が良い、という事は一概には言えないというわけです。
この点、PRO TOOLSは内部音声処理は〜bitときちっと情報公開されている分、安心ですね。


PRO TOOLSを手に入れることで得られる利点というのは、PRO TOOLSソフトウェアが機能的にどうだこうだ、というだけの事ではないことが実は愛用者が「増加している」理由の一つでは無いでしょうか。
というのも、PRO TOOLS は世界中で最も利用されるソフトウェアであるが故に拡張性にも優れており、個人的により使いやすくシステムをカスタムしてゆくことができる製品が多い、というポイントがファンをつかんで離さない理由であると思います。
最も身近な事でいえば、プラグイン・ソフトウェアの多くはPRO TOOLSで利用出来るようPRO TOOLS対応規格で発売されます。誰しも使い捨ての製品を欲しがる訳がありません。旧式のPRO TOOLSシステムがスタジオで未だに活躍している現状がPRO TOOLSを選んで良かった、と思える製品だという事を示す最も良い例だと思います。



PRO TOOLSを愛用する人は、大抵「ショートカット」を使用します。
「ショートカット」とはコンピューターキーボードを押すことで画面を呼び出したり、消したり、マウス操作を拡張したりできる編集作業には非常に便利な機能です。
使い勝手の問題なのか、あまりショートカットの存在が表立っていないその他DAWに対してPRO TOOLSのショートカットはユーザーの大半が利用しており、しかもショートカットを覚えずに使いたい、という要望に応える「PRO TOOLS専用コンピューターキーボード」やキーボードカバーも登場しています。カバーズレが起きて逆に作業が不便になってしまうことを考えると「PRO TOOLS専用コンピューターキーボード」の存在はユーザーに優しい嬉しいポイントであると思います。

ちなみに、頻繁に使うかな?というものを少しだけですがご紹介します。

スマートツール(*0)の呼び出しcommmand + 7 (MAC) / Ctrl + 7 (WIN)
ループ再生のON/OFF:4(MAC/WIN共通)
リージョンのナッジ(*1)移動:テンキーの - もしくは + (MAC/WIN共通)
リージョン(*2)の分割:commmand + E (MAC) / Ctrl + E (WIN)
MIDIエディタを開く:control + = (MAC) / windowsキー + = (WIN)
プラグインのコピー:option + Drag&Drop (MAC) / Alt
+ Drag&Drop(WIN)
フェーダーの微調整commmand + マウス (MAC) / Ctrl + マウス (WIN)

※0、いくつかあるPRO TOOLSの編集コマンドをマウスポインタの移動だけで切り替え出来る人気機能です。
※1、ナッジとは設定した値で移動できる機能。グリッドに沿ったエディットだけでは機械的になりますが、ナッジでグリッドを無視したエディットも施すことで、グルーブ感を出す事ができます。

※2、PRO TOOLSでは、波形やMIDIデータなどの「ブロック」をリージョンと呼びます。



M-AUDIOから発売されている「Axiom/Oxygen」シリーズはPRO TOOLSのために開発されたと言っても過言では無いキーボードコントローラです。当然、ソフトウェアとコンピューター操作のみで制作を行う事は出来ますが、コンピュータを利用するといえども「人間味」を加味するには人間の演奏や操作が重要です。そういった目的に応じてキーボードコントローラまで開発されているということはかなりの安心に繋がります。

また かつて EUPHONIX という
大型デジタルオーディオコンソール、メディアコントローラー、その周辺装置の世界規模の主要 メーカーがあり、そのブランドは2010年にAvidと統合されました。
このメーカーでは最高級の業務用設備からプライベートスタジオまでの使用を念頭にデザインされた本格的なコントローラを開発しています。中でも人気の高い「Artist Control」は接続はイーサネット接続を利用し、MIDIの約250倍の速度と8倍の解像度を備えており、さらにソフトウェアと連動したタッチスクリーン操作が可能という、操作感は正にデジタルコンソールそのものといえる品質を実現しています。

尚、Artistシリーズでは EuCON という独自の規格が採用されており、その規格に対応していなければ利用する事ができないような専門的な機材ですが、今では Euphonix は Avid となっておりますから PRO TOOLS との親和性は「Euphonix / Artist Control」です。価格は非常に高価なコントローラではありますが、ソフトウェアベースの作業環境とは思えない程の作業効率を得ることが出来るので、本格的なプライベートスタジオの構築には欠かせない製品もPRO TOOLSであれば導入できます。




PRO TOOLS と PRO TOOLS HD の大きな違いというのは、やはり存在します。
このため、PRO TOOLS HDで作られたファイルの読み込みが機能的な制限上、PRO TOOLS では取り扱えないといったことも起こり得ます。そこでPRO TOOLS 10 と HD10 の重要な相違点をピックアップしてみました。

1. "HEAT機能" の有無 (アナログ機材のウォーム感や特性を加える機能)
2. 7.1chのサラウンドミックス機能の有無
3. 最大オーディオトラック数 ( 96(PT10) / 768(HDX) @48kHz時)
4. 最大同時録音トラック数 ( 最大32(PT) / 最大256(HDX) )
5. 最大インストゥルメントトラック数 ( 64(PT) / 128(HDX) )
6. 最大ビデオトラック数 ( 1(PT) / 64(HDX) )
7. ビデオ編集機能の有無

 

 

ファイル互換のシームレスな作業を必要とするならば、以上の点は気をつけなければならないポイントではあります。

AAXフォーマットについて。


PRO TOOLS 10より採用となったAAX(Avid Audio eXtension)フォーマット。
これまでPRO TOOLSで採用されてきたRTAS・TDMというプラグインフォーマットにとってかわる新たなプラグインフォーマットがこのAAXです。ちなみに今後RTAS・TDMフォーマットは無くなる予定とのことで市場のフォーマットは順次AAXに移行してゆく予定であるようです。

AAX(Avid Audio eXtension)とは、DSPベースとネイティブベースのPro Toolsシステム間でセッションを共有する際、より良いワークフローとサウンドの同一性を提供する、新たなプラグイン・フォーマット。
 フォーマットには以下の二種類があります。

・AAX DSP - Pro Tools|HDXシステムのみに対応。AAX Native → AAX DSPへの互換あり。
・AAX Native - すべての Pro Tools 10/Pro Tools HD 10システムに対応。AAX DSP → AAX Nativeへの互換ナシ。

これまでPRO TOOLSプラグインを担ってきた RTAS(RealTimeAudioSuite)というフォーマットでも RTAS Nativeと RTAS TDM がありましたが、実はこの二つは "音に関わるプロセッシング構造" に異なる点があったそうです。
当然オーディオ分野の技術ですから極力"同じように"聞こえるよう作られてはいましたが、全く同じと言うわけでは無く、
兼ねてからプロフェッショナルなPRO TOOLSユーザーから指摘されていた問題でした。
その点で、この新たなフォーマットである AAX では "音に関わるプロセッシング構造" は全く同じになったというわけです。
「それならば、Native と DSP が用意されているのは何でなの?」との問い合わせを頂きますが、これは要するに "演算をどこに任せるか?"という点においては違いがあり、AAX Native では DSPを利用するプログラムが含まれていない という事です。

また、興味深い点がAAXは64Bitプログラムであるという事。
PRO TOOLS 10から新たに搭載された「Avid Channel Strip」はAAXプラグインですから、64bitプログロムではないプラグインよりは遙かに優れた精度で音声処理を行うので優れた音質を実現できます。


 

 

 

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