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最先端のデジタルミキサー「Studio Live」の「Smaart」。

最先端のデジタルミキサー「Studio Live」の「Smaart」。
熟練のPAさんであれば、現場でのトラブルに対して経験と技術で適切なオペレートが可能です。しかし、機材そのものが適切な音響を構築するサポートをしてくれるとすれば、そのオペレートはよりスピーディで常に良質の音響を構築出来る事は間違いありません。

StudioLiveに搭載の「Smaart」は正にそういった音響解析/構築テクノロジーであり、熟練のライブサウンドエンジニアの仕事を明快化しスピードアップさせることが出来ます。
また、経験や技術の浅いスタッフでも
「Smaart」を参考にしてオペレートする事で高いクオリティの音響構築とライブサウンドの維持が可能となります。

そんな
StudioLiveに搭載の「Smaart」の優れた機能を、今回はピックアップしてみたいと思います。
 


Smaart とは
StudioLiveは「音質に優れている」という評価が既に広く知れ渡っているとおり、ミキサーとしては非常に優れたサウンドを実現します。しかし、音の良いミキサーがあるだけでは、優れたライブサウンドを実現出来るとは限りません。優れたスピーカーシステムは勿論の事、優れた「音響の構築」がともなってこそ、優れた音を体感できるという事は紛れも無い事です。

そこでStudioLive24.4.2及び16.4.2には音響解析/構築プログラムである「Smaart」が提供されています。
これは良質なライブサウンドを実現する最もスピーディで信頼のおけるテクノロジーであり、すでに音響業界では広く知られているRational Acoustics社の「Smaart」の、StudioLiveに最適化されたプログラムです。

「Smaart」は、Rational Acoustics社にて10年以上も研究され、既に様々な場面で実用されており、その信頼性の高さと効率の良さから多くのライブサウンドエンジニアにも定評のテクノロジーで、ライブサウンドの構築、解析、維持を、視覚的かつオートメーションでサポートします。

「Smaart」は、文字通り良質のライブサウンドを「スマート」に提供するテクノロジーであり、こういった技術が搭載されたデジタルミキサーは現時点ではStudioLiveを除いて他にはありません。

「Smaart」はどのようにして利用出来るのか?
StudioLiveは、本体そのものだけでも十分に優れたデジタルミキサーとして利用出来るので、音質向上や機能性の向上を求めてStudioLiveを導入することも勿論お薦めです。しかし、現代技術がふんだんに取り入れられたStudioLiveの、その膨大で強力な機能をより効率よく堪能するには「コンピュータ」の併用が欠かせません。
なお、コンピュータとの併用で得られる機能には、下記の機能があります。

・各チャンネルのボリューム、パン、AUX、バス、エフェクトなどのパラメータ調整が可能。
・エフェクトやチャンネルストリップのパラメータ設定までを含むあらゆる設定を無制限に保存・リコール可能。
・エフェクトやチャンネルストリップの設定を、別のCHに瞬時に適応できるドラッグ&ドロップ機能。
・適切な音響を誰でも手軽に実現できる「Smaart」。
・各CHを個別にレコーディングしたり、楽曲の再生が可能な「Capture」。

このうち「Capture」を省く機能は、「Universal Controlソフトウェア」という無償ソフトウェアからエディットする事が可能です。この「Universal Controlソフトウェア」は、iPadやiPhoneから遠隔操作も可能ですので、コンソールルームから離れてフロアに立ち、ボリュームやエフェクトのバランスをエディットする事が可能となりますので、コンピュータとStudioLiveの連携利用は非常に実用的なものです。
そして、この「Universal Controlソフトウェア」の中に、「Smaart」も組み込まれています。
StudioLiveをセッティングした傍らに、コンピュータがあるだけでStudioLiveは様々な次世代の機能を提供するわけです。

StudioLive 搭載 の「Smaart」。
StudioLiveの「Smaart」は現在4つの機能が提供されており、これらを活用する事で会場に最適な音響を構築する事が出来ます。それぞれの利用方法は非常に簡単で、「Smaart」の指示通りに作業を行えば自ずと最適な環境が構築できてしまいます。
それでは、まず各機能を簡単にご紹介したいと思います。

Smaart Output Check
StudioLiveに接続されたスピーカーのチャンネルチェックや出力チェックが行えるツール。
Smaart System Delay
複数のスピーカーの設置によって起こる「音の時間差」を補正するツール。
Smaart Room Analysis
会場の空間音響を解析し、最適な周波数特性を導き出すツール。
Smaart Spectra Module/Spectrograph
視覚的にライブサウンドを監視し、スピーディで的確なサウンドコントロールを実現するツール。

CHECK POINT!!
「Smaart Output Check」以外の機能では「測定マイク」が必要。
空間音響の解析には、測定を専門としたマイクロフォンを用いなければ正確な情報が得られない為です。
PreSonusはこの為に「PRM1」というStudioLiveのSmaartに最適化した測定マイクも発売しています。
より的確な機能効果を求めるのであれば、「PRM1」の入手が欠かせません。
 



Smaart Output Check
メインスピーカー、サブスピーカー、モニタースピーカー等とたくさんのスピーカーが配置されている場合は、まずは適切な接続が成されているかの確認が欠かせません。Output Checkウィザードでは、任意の出力にピンクノイズを発信させることができるので、StudioLiveでのコントロールが適切に各スピーカーに反映されるかどうかの確認が行えます。
また急なトラブルが発生した場合に、任意のスピーカーに対してだけチェックノイズを発信することが出来るので、問題箇所の早期発見にも役立ちます。
手順は非常に簡単。
「Smaart Output Checkウィザード」画面を開き、任意のスピーカーボタンをクリックするだけ。
わざわざテストトーンの為に機材を接続したり、ルーティングを変えたりする必要はありません。




Smaart System Delay
メインスピーカーの他にサブスピーカー等も用いて会場全体のサウンドを補強する場合は少なくありません。
しかし電気信号の速度は音に比べ格段に速い為、メインスピーカーとサブスピーカーの発音時間にはズレが生じてしまいます。
このズレが生じてしまうと、当然ながら聞き心地が悪くなり、不明瞭なサウンドの原因にもなります。
Smaart System Delayは、そういった発音時間のズレを補正し、スピーカーの発音時間を自動調整してくれる機能です。
設定は非常に簡単で、時間差が起こりそうな位置に測定マイクをセッティングし、後は各メインスピーカーとサブスピーカーのチェックボタンをクリックすると、自動的に各スピーカーの遅延時間が算出され、自動的に補正を行ってくれます。




Smaart Room Analysis
会場が変わると、当然ながら音響も変わります。音響が変われば、当然サウンドへの影響も変わってきます。
こうしたときに行う事が「空間音響の調整」です。
特定の周波数が強くなりすぎる、というポイントを見つけ出し、イコライジングなどにより補正する事で、全体域を心地よい最適な状態に調整するわけです。
なおライブハウスなどは音響工事がされており安心だと思われがちですが、デザイン性を重視した家財セッティングなどが施されている場合が少なくなく、空間音響の調整は非常に重要です。
Smaart Room Analysisは、測定マイクを用いて空間音響の周波数特性を解析し、その補正を行ってくれます。
なお、クラシックのコンサートであれば、フラットな周波数特性が好まれるでしょうが、ロックやクラブミュージックの場合では必ずしもフラットな特性が良いとも限りません。Smaart Room Analysisは一旦フラットな周波数特性を施した上で、さらに音楽タイプに合わせた周波数特性に調整する事も可能ですので、その日その日のプログラムに合わせた最適な音響を簡単に構築する事も可能です。




Smaart Spectrograph
ここまでのSmaartの機能はどちらかといえば、ライブが始まる前に使われる機能。しかし、実際にライブが始まると、会場やステージプレーヤーは熱気を帯び「リハーサル時とは違った雰囲気」が生まれ、それに触発された様々なトラブルが起こることが少なくありません。なにせ、ステージで演奏中のプレーヤーが急にリハーサルには無かったようなセッティング変更を行う場合もあり、ライブ時の雰囲気というのは特別ですから、いくら事前に用意周到な準備を行っていたとしてもライブでは何が起こるか分からないからです。そこでStudioLiveのSmaartではリアルタイムのライブサウンドを監視・調整する機能も備わっています。

それが、Smaart Spectra Moduleです。

Smaart Specra ModuleはUniversal Controlソフトウェアのグラフィック・イコライザー・ボタンをクリックすると利用が可能です。一般的なスタイルの、31バンドが並ぶグラフィックイコライザーは、その一つ一つをスライダーで調整出来るスタイルですが、Specra Moduleでは各バンドにレベルメーターもしくはスペクトルでライブサウンドを表示することができ、視覚的でスピーディーにどの周波数帯域に問題があるのかを確認、調整作業ができます。




グラフィックイコライザーの扱いは、どれだけ時間をかけても良く、しかもサウンドにどんな変化を起こっても問題がないのであれば誰でも扱えるイコライザーです。しかし、ライブにおいてのグラフィックイコライザーの扱いではスピーディさと的確さが求められるので、熟練のエンジニアの耳を頼りにするしかなく、未熟なスタッフでは非常に困難な作業であるといえます。
しかし、この機能を用いる事で、目で問題箇所を割り出し的確な対処が可能となるので、もはや未熟なスタッフでも的確な対処が可能となります。

さらに、PAの一番の敵である「フィードバック」に対しても、
「Spectragraph」を用いれば、誰でも的確な対処が可能となります。

Smaart Spectrographは、フィードバックが起こった場合には、白または赤のはっきりとした「線」が表示されるという機能です。線が表示された位置(帯域)から最も近いEQバンドのスライダーを下げるだけで、適切なフィードバック対処が行えます。
なお、スライダー移動による音質変化も常時カラー変化で視覚的に捉える事ができるので、必要以上のEQカットをしてしまう事からも回避する事ができます。

これほど明快であれば、バーテンダーにお願いしても安心していられるかもしれません。