




FS3はコンサートスタイルの小ぶりなボディで、プレイヤーに高い演奏性を提供。粒立ち良く、ふくよかなサウンドは、レスポンスの効いたコードストロークやフィンガーピッキングに最適です。1960年代の美学と、50年以上にわたり磨き続けてきた熟練の技術が結合しモデルとなります。
オリジナルFGの形状を継承したヘッドにはヤマハのシンボルである音叉のマークをあしらいました。 トラスロッドカバーには初代FGギター発売年である"1966"の文字を刻印しています。
表板はA.R.E.を施したシトカスプルース単板を採用。 新品でありながら長年弾きこんだかのような豊かな鳴りと、暖かみのある中低域によるパワフルな響きを実現しています。 まとまりのあるサウンドは、コードストローク、またはリズミックなフィンガースタイルの演奏に最適です。
側裏板にはマホガニー単板を採用。マホガニーならではの暖かみある豊かな中域を実現しています。
ナットとサドルには牛骨(#5グレードのみ)を採用。牛骨は非常に硬く、弦からネック、胴体にかけてより効果的な音の伝達を実現します。一方で装着や調整に高い技術が要求されるため、日本国内で熟練したギタークラフトマンにより1本1本丁寧に仕上げられています。
我々は理想的な暖かみのある音色の獲得を目指し、最新の音響解析シミュレーション技術を駆使した疑似試作と木工製作 による試作を組み合わせ改良を重ねました。FG/FS#800シリーズに採用されているスキャロップドブレイシングに対して、木材自体の特性やFG,FSそれぞれの同型にあわせて最適化し、更なる低域の拡充を実現しました。
Atmosfeel™ (アトモスフィール)の3Wayピックアップシステムは、アンダーサドルのピエゾセンサーが中低域を、プリアンプに搭載されたマイクが低域を、 独自開発の非常に薄いコンタクトセンサーが高域を、3つの異なるピックアップが各音域を確実に捉えます。 薄くて耐久性のある圧電性合成紙を使ったコンタクトセンサーを内部に加えることで、従来のピックアップでは拾いきれなかったサウンドホールから出る弦振動のまとまり、一弦ごとの余韻、フィンガリング時のタッチ感、高音域の倍音成分によってもたらされる空気感や繊細な音を再現。アコースティックギターを生音で弾いている時の感覚をそのままラインアウトします。
「Atmosfeel™」システムは、非常にシンプルな操作により各ピックアップを混ぜ合わせ、簡単に音作りが可能。マスターボリュームつまみで繊細な音色の表現を調整し、マイクブレンドつまみで箱鳴り感を加えていきます。Bass EQコントローラーではピークとなるEQが調整可能。バンド編成で低域をカットする必要のあるギタリストや、フィンガースタイルプレイヤーが低域を支えて欲しい時等、 ユースケースに合わせて中心周波数帯域を調整することで安心した音作りを可能にします。
FS コンサートスタイル
トップ材:シトカスプルース単板A.R.E.(スキャロップドブレイシング)
サイド&バック材:マホガニー単板
ネック材:アフリカンマホガニー
指板:エボニー
ブリッジ:エボニー
ペグ:オープンギア・クローム (Y1D)
スケール:634 mm
ナット幅:44 mm
ボディ塗装:セミグロス仕上げ
カラー:ビンテージナチュラル(VN)
ピックアップシステム:Atmosfeel (SYSTEM74)
コントロール:Master Volume, Mic Blend, Bass EQ
ライトケース付属
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