Martin Custom Shop CTM OMC-18 LJ Hide Glue Complete "Premium Adirondack Spruce & Mahogany"

2019年6月のマーティンファクトリーツアーにて、本場ナザレスにて良材のみをハンドセレクトしてオーダー致しました世界に1本のカスタムギター。

 

製作はマーティン社最高の技術によるハンドメイドでの組み上げとカスタムショップグレードと呼ばれる選定材が惜しみなく使用される、現代マーティンの最高峰”マーティンカスタムショップ”。膨大な敷地の僅かな一郭で、熟練の職人のみが配属を許される僅か20人程の精鋭集団。その仕上がりはもちろんスタンダードをあらゆる面で凌ぐ超一級品です。

 

こちらはご存知、ポールマッカートニーがリーダーを務めたWingsのリードギタリスト"ローレンス・ジューバー"のシグネチャーモデルとして限定生産されたOMC-18を元にカスタムを施したモデルとなります。

 

スタイルはピック弾きにもフィンガースタイルにも適したOMボディ&カッタウェイ、プレミアムグレード・アディロンダックスプルース材トップ、マホガニー材サイド＆バック、インディアンローズウッド材ヘッドプレート、エボニー材指板&駒、44.5mmナット幅、645mmスケール、Waverly 4060チューナー、フルグロス仕上げにハイドグルーコンプリート仕様と、カスタムショップの熟練の職人の手によって更なるブラッシュアップを施して貰っております。

 

今回こちらのモデルで特筆したい点は、Authenticシリーズに採用されている全ての組込みをにかわ接着にて行うハイドグルーコンプリートで組み上げられているところ。新品ですが既に開放感があり、ボディ全体が素材の良さを100%活かした状態で非常に良く鳴っております。このサウンドは新品としては驚異的でしょう。

 

更に、TOP板のグレードがマスターランクのグレード8をチョイス。(※マーチン社のTOP材グレードは全てで8段階)シトカスプルースやスイス、アルパインスプルースのマスターグレードはマーチン社のカスタム品で良く使用されますが、アディロンダックスプルースのマスターグレードは現地に行かなければそうそう使用できるランクの木材ではありません。マーチン社最高峰のモデルであるAuthenticシリーズでさえもTOP板グレードは5 or 6となっております。今回はこのモデルの為に、現地で交渉してマスターグレードのランク8のアディロンダックスプルースを特別に採用させて頂きました。

 

サウンドはマーチンの芯のハッキリした音色にアディロン特有の音の太さ、そしてタップトーンが堅めのマホガニー材を合わせた事でクリアな音色も加味されており、それがハイドグルーによって解けていく絶妙なフィーリングの良さを体現しており、抜群のバランスに仕上がっております。フィンガースタイルは勿論、フラットピッキングでもしっかりと弾き切って頂ける1本となっております。

 

魅惑のカスタムショップ製OMC-18 Laurence Juber、上質なフィンガースタイルを楽しみたいお客様へ大変お薦めの逸品です。

 

 

トップ材：アディロンダックスプルース(プレミアムグレード)

サイド＆バック材：マホガニー

指板＆ブリッジ駒：エボニー

ネック形状：Mod Low Oval（44.5mmナット幅）

スケール：約645mm

ボディバインディング：アイボロイド

センターストリップ：ジグザグ

ペグ：Waverly 4060

塗装：フルグロス&Aging Toner フィニッシュTOP