SEAGULL by M.Shiozaki 00-50 1937 AGED

愛媛県西条市に工房を構えるエム・シオザキ弦楽器工房。同工房のマスタールシアーである塩崎雅亮氏は、知る人ぞ知る日本におけるマーティン研究における第一人者であり、国内トップルシアーの一人です。SEAGULL by M.Shiozakiは、塩崎氏のその知識と技術により生みだした「構えた瞬間、弾いた瞬間、聞いた瞬間に円熟味を感じる」事の出来るシリーズとなっております。

 

今回入荷したのはAGED SERIES内で00-18スタイルとなる00-50 1937 AGED。ヴィンテージのサウンドを再現する為、サウンドのコアとなるトップ材とブレイシング材に"トリファイド加工"を施し、実際のビンテージ材に極めて近い材質感のものを使用。更には3段階のエイジド・レベルを設け、質感や音にまで影響を与える忠実なレリック加工を施した拘り抜かれたモデル。こちらの個体は最も軽度のライトエイジド加工になります。

 

スペックは、トリファイド加工が施されたアディロンダックスプルース材トップ&ブレーシング、マホガニー材サイド&バック、マホガニー材ネック、エボニー材指板&ブリッジ、44.5mmのワイドネック、ロングサドル、べっ甲柄ピックガード、Kluson Prestige Nickel(Hand Aged)の拘り抜かれた内容となっております。(トラスロッドは仕込まれております)

 

シンプルに非常に音が良く、かなり良く出来たギターです。世界的なハイブランドのギターと比べても何ら遜色なく、ヴィンテージギターとしての再現度は世界的に見てもトップクラスの量産ギターと言えます。1音1音の芯が太く、プレーン弦かも音霞みなくしっかりと出力します。トルクもありますのでダブルオーですが十分にメインギターとしても運用できるサウンドポテンシャルです。

 

サウンド、フィーリング、全てにおいてヴィンテージファンの皆様にご満足頂けるモデルになってると思います。ぜひ一度実機に触れてお確かめ下さい。

 

 

Top:Solid Torrefied Adirondack Spruce

Side:Solid Mahogany

Back:Solid Mahogany

Neck:Mahogany

Fingerboard:Ebony

Bridge:Ebony

Machine Head:Kluson Prestige Nickel(Hand Aged)

Rosette:White&Black

Binding:Black

Pick Guard:Tortoise Color

Pick up:none

Nut width:44.5mm

Scale:630mm