Ola Chorusは、dBucketアルゴリズムをベースに数々の美しいモジュレーション・エフェクトを満載しました。BRIGADIER同様、アナログBBDの理想回路をDSP上で理論的に復元し、アナログ・ディレイの特性を残しつつ更に高いパフォーマンスを実現。SHARC DSPの演算能力を余す所なくコーラスやビブラートのエフェクトに投入し、アナログ機を超えるきらびやかでオーガニックなコーラスやビブラート・サウンドをお届けします。
サウンドの多彩さも魅力で、ビンテージ愛好家の期待にも応える複数のビンテージ・コーラスや、カルトサウンドのVibeボックスを網羅しています。トゥルーバイパス、FAVORITE(お気に入り)メモリー機能、ステレオ入出力、スーパーアナログセクションの入出力&アナログミックス回路、超ロー・ノイズ設計、リアルタイム・エクスプレッション・コントロール…プレイをサポートする操作機能も充実しています。
ライン入力(+4dB)にも対応していますので、ミキサーからのインサート等にもご使用いただけます。
〇BBD回路をアルゴリズムで再現
BBD回路の特徴であるディレイ音の音質劣化、高域の減衰、クロックICの影響、入力信号のダイナミクス変化による音色変化を再現しました。SHARC DSP(ADSP-21375)チップの演算能力をコーラス・エフェクトのみでフルに使い、スタジオ機器を超えるクオリティを完成させました。
〇3つのコーラス・タイプ
Ola Chorusでは、トラディショナルな単一ディレイ・ラインの「chorus」、スタジオ・シーンで活躍した3層ディレイ・ラインの「multi」、ビンテージ・ビブラート回路をデジタル・ドメインで復元した「vibrato」の3つのタイプのコーラス・タイプを搭載しています。
・chorus
dBucketアルゴリズムを使用した単一ディレイ・ラインのコーラスです。深いコーラスを得る為にログ・シェイプのLFOを採用し、きらびやかなコーラスからスピードを上げた際のパルス効果まで広くカバーしています。
・multi
3系統のdBucketディレイ・ラインを採用し、高いエフェクト・ミックス設定でも深く&揺れすぎないコーラス・エフェクトが得られます。
・vibrato
サイン波のLFOと単一のdBucketディレイ・ラインのコンビネーションで、クラシックなビブラート・ペダルのエッセンスを忠実に再現しました。
〇弾き方の強弱でエフェクト音を変化させるENVモード
MODE 切替スイッチによって、エフェクトのON / OFFを3つの方式へと切り替えることが出来ます。
・norm(ノーマル)
BYPASSスイッチによってON/OFF操作を行なう、通常のモード。
・env(エンベロープ)
弾き手の強弱に合わせて、エフェクトを強くかけたり、弱くかけたりできるエンベロープ・モード。
・ramp(ランプ)
バイパス時にramp(BYPASS)スイッチをホールドしている間だけエフェクトが再生されるモード。