□ Iron Ether / QF2 ( アイアンエーテル / キューエフツー )
QF2はとてもユニークかつ実戦的なベース用ディストーションペダルです。
インプットから入力された信号を4つの帯域に分割し、
それぞれ別々にディストーションがかけられます。
さらに全体の周波数も中心から約3オクターブの範囲で調整することができます。
このような複雑で細かい調整により、一般的なディストーションとは異なる次元で全く新しいサウンド作りが可能。
スムーズでクリアなサスティーンと心地良い歪みを両立することができます。
QF2のサウンドは、ローゲインのクリアなオーバードライブや、
歌うように伸びやかで甘いディストーションサウンド、
激しく荒々しいファズサウンド、アナログオクターブアップなど
幅広いゲインと細かなトーンコントロールによりあらゆる表情を作り出します。
また、エクスプレッションペダルを使う事でファズワウのような音作りも可能になります。
【コントロール】
・Volumeノブ:音量を調整します。
・Driveノブ:歪み量を調整します。
・Frequencyノブ:全体の周波数帯域を調整します。
・Bandノブ:4種類の帯域をそれぞれ調整します。(Low、Low Mid、High Mid、High)
・Mixノブ:クリーンサウンドとエフェクトサウンドのミックス量を調整します。
・Boostスイッチ:歪み量を増加させます。トグルスイッチで3倍と10倍を切替えます。
・Qスイッチ:それぞれの帯域のフィルターの効果を強くします。一部の帯域のみブーストすることが可能。
・BP/HPスイッチ:バンドパス、ハイパスを切り替えます。
・Expressionジャック:エクスプレッションペダルを接続しFrequencyを調整することができます。
電源はDC9Vセンターマイナスアダプターで動作します。
※電池は使用できません。
筐体のデザインも全て手作業にて制作
ドラム、キーボードでも使用可能
【"relay-based true bypass"とは?】
エフェクターがオフのバイパス時は、インプットジャックから入った信号は機械式のスイッチによってそのままアウトプットジャックへ抜けるよう流れが変わります。音を変化させるようなバッファやその他の回路は一切通らないようになっています。
トゥルーバイパスといえば多くのペダルに使用されている3PDTスイッチが一般的ですが、Iron Etherのペダルにはオーディオ信号の制御に使われるメカニカルリレーが用いられています。
この方法は3PDTスイッチと比べるとコストが高く複雑になってしまいますが、いくつかのアドバンテージがあることから採用することにしました。
1.静電気を発生させないのでオンオフ切替時のポップノイズを防止
2.静かでスムーズなスイッチ動作
3.信頼性が高く、突然電源が供給されなくなっても自動的にトゥルーバイパスに移行し音を出し続ける事が可能