20万円台の価格帯のエレアコとしては圧倒的な存在感を発揮しているテイラーのメキシコライン。
近年、アンディ・パワーズによってレギュラーラインアップのブラッシュアップが行われ、こちら200番台のモデルにローズウッド材が戻ってきました。
本器は214ceをアップグレードしたPlusシリーズで、オールグロスフィニッシュでハードケース付属のデラックスシリーズとの中間に位置するラインナップです。
トップ材はシトカスプルース、サイド&バック材にラミネートのローズウッド、マホガニー材ネック、ES2ピックアップ搭載、ギグケース付属と十分なスペックを兼ねそろえております。ボディは高級感のあるグロスフィニッシュ、ネックのみサテンフィニッシュで、ナット幅もナローネックとなる42.8mmに変更されプレイアビリティが突き詰められております。
サウンドですが、ローズウッド材らしいレンジの広さと開放感のある音色が特徴で、軽いタッチでもしっかりと反応するようきめ細やかに製作されているのが良く分かります。ストロークでもつぶれず、フィンガーでも立ち上がりが良いので、様々な用途をカバーしてくれるでしょう。
特に、ラインサウンドの市場を常に開拓してきたテイラー社らしく、搭載されているES2ピックアップの音抜けの良さと扱いやすさは、一度体感してしまうと抜けられないでしょう。
この値段帯のエレアコですと、間違いなくトップクラスのサウンドです。
Top:Solid Sitka Spruce
Back&Side:Layered Rosewood
Neck:Tropical Mahogany
Fretboard:Ebony
Body Finish:Gloss
Nut/Saddle:Nubone /Micarta
Tuners:Taylor Nickel
Fretboard Inlay:4mm Dot Italian Acrylic
Electronics:Expression System 2 (ES2)
Scale:25 1/2"
Neck :Width 1 11/16"
Case :Aerocase