PRO1をYAMAHAのジャンボタイプのアコギにインストールして試してみました。まず最初に、PRO1はエンドピンジャックを開ける以外に木工部分への加工が必要ありませんので、インブリッジピエゾなどで高いギターに穴をあけるのはちょっと...という方には割と手軽に取付できるのがいいですよね。
さて、サウンドの方ですが、T-903の方では低域がかなり大きく出て高域の抜けを出すのに苦労しましたが、コンタクトマイクが加わったことでそれをクリアーしています。コンタクトマイクはあくまでも補助的な役割ではありますが、マグ・マイクで足りない高域のブライトさを引き出します。
勿論、元々の低域のパンチのある太さは損なわれていないため、パームやスラム奏法でも「ドスドス」というバスドラ的なサウンドと、ストロークのサウンドが非常にコントロールしやすいです。他社のデュアルタイプのマイクは基本的に高域を中心に取るため、パームをしても低域が響いてきませんが、PRO1なら叩いた音がベースやドラムのようにウーファーがしっかり震えているのがわかります。ノイズもマグネットとしては少なめで、かなり扱いやすいピックアップだと思います。
オススメのセッティングはマグ80%、マイク60%、コンタクトマイク100%で、かなり生音に近いサウンドを作れると思います。
この価格帯で3つのピックアップをブレンド出来るというのはめちゃくちゃお買い得ですよ!
”サンライズの低音にマイクをプラスしたようなサウンド”がコンセプトの話題のピックアップ、スカイソニック T-903に
続く新製品
マグネットピックアップでありながら、裏側にはマイクを搭載しておりエアー感のあるサウンド
さらに、このモデルPRO-1はコンタクトピックアップも搭載して、表板を叩く音もしっかりと拾ってくれます。
サンライズの低音にマイクがプラスされ箱鳴りも拾え、表板をボディを叩く音まで。。
もちろんボリュームも手元で調節可能です。
マグネットピックアップ脇のマスターヴォリューム、マイクのボリューム、そしてマグネットピックアップの裏側には
コンタクトマイクのボリュームコントロールがついており、絶妙なバランスでのサウンドメイキングが可能となっています。
もちろん、コンタクトマイクのボリュームもすっとサウンドホールから指を入れれば届くところにありますのでライブ中に触ることも簡単。
サンライズは基本はパッシブです。それだとどうしても照明などのノイズに弱くなります。
アクティブで電源があるならどうでしょう。
それらの理想に限りなく近づくピックアップPRO-1です。
9Vの電池でアクティブになっていますのでノイズはまったくありません。
サンライズと同様にボールピースは六角レンチで上下して各弦の音量のバランスが取れますのでお好みで調整できます。
エフェクト音に埋もれないサウンドで、しっかりとした低音、そしてボディを叩くフィンガーピッカーにはまさに理想のピックアップといえるでしょう。
是非一度試していただきたいピックアップです。
店頭では試奏可能です。
※サウンドホールカバーは付属がなくなりました。