出荷前に技術者調整を行います。調整のご相談、特別調整のご依頼などございましたらお気軽にご相談下さい。
世界のトップアーティストの高度な要求に、妥協なき技術で応えて生まれたヤマハカスタムトロンボーン「ゼノ」。
コンサートホールに満ち渡る響きに、聴衆は新しい名器の誕生を知るだろう。
カギ継ぎ一枚取りヘビーベルは、Xeno専用の素材を採用。熟練の匠の技によるハンドハンマー製の専用イエローブラスベルは、繊細なピアニシモから
張りのあるパワフルな響きまで、奏者のあらゆる要求に呼応します。管体や支柱の材質、寸法、構造等も吟味し、プロフェッショナルの求める豊かな表現力を実現したシンフォニー・モデルです。
開発協力プレイヤーにバイエルン放送交響楽団首席奏者のトーマス・ホルヒ氏を迎えたシンフォニーモデル。
ヤマハのテナートロンボーンのラインナップで太管のモデルはYSL-881/881Gのみ。ベルサイズもテナートロンボーンの中では最大サイズの220mmでテナーバストロンボーンのXenoシリーズと同じサイズです。
テナートロンボーンでもふくよかな音で鳴らしたいという方はYSL-881/881Gがおすすめです。
▼ヤマハ Custom/Xenoシリーズ テナートロンボーンラインナップ
Customシリーズ
・YSL-895EN...ベル/スライド外管材質イエローブラス 、細管、ゴールドラッカー仕上げ
Zシリーズ
リードパイプの交換が可能です。
・YSL-891Z...ベル/スライド外管材質イエローブラス 、細管、ゴールドラッカー仕上げ
・YSL-897Z...ベル/スライド外管材質イエローブラス 、デュアルボア、ゴールドラッカー仕上げ
Xenoシリーズ
・YSL-881...ベル/スライド外管材質イエローブラス 、太管、クリアラッカー仕上げ
・YSL-881G...ベル材質ゴールドブラス、スライド外管材質イエローブラス 、太管、クリアラッカー仕上げ
開発協力プレイヤーにバイエルン放送交響楽団首席奏者のトーマス・ホルヒ氏を迎えました。
ベル径を従来品の216mmから220mmに拡大
▼トロンボーンの種類と操作性
YSL-881はテナートロンボーン。
【テナートロンボーン】
一番安いのがテナー。トロンボーンの基本形で、B♭管。多くが細管です。シンプルな構造で軽く扱いやすいです。ただ、遠くに腕をのばさなくてはいけない音階があり苦労される方もおられます。また一部低音を出すことができません。
【テナーバストロンボーン】
上記テナートロンボーンに、主にF管を取り付けたもの。B♭管からレバーでF管に切り替えられます。これによって低音域が拡大し、出せる音が増えます。また6、7ポジションで出す音がF管を使用することで1番、2番ポジションで演奏することができます。操作性が向上しますので早いパッセージの曲を演奏する場合や体格、経験によってこちらを選ぶ場合があります。ただし、管が増えますので楽器が重くなります。
【バストロンボーン】
B♭管のテナーバストロンボーンを更に太くし、ベルサイズも大きくした楽器。バストロンボーンにも2つの種類(シングルロータリーバストロンボーン 、ダブルロータリーバストロンボーン )があります。テナーバストロンボーン に比べ管が太い分音色もより太く朗々としたものになります。大きい口径のマウスピースを使用することで、低い音がより出しやすくなります。
▼ボアサイズと音色
ボアというのは管の円周部分の直径のことでこのサイズの違いで息の量や抵抗感に変化があり、音色や吹奏感が変わります。細管、中細管、太管に加えてデュアルボアと呼ばれるスライドのマウスパイプ側とジョイント側で異なるボアサイズを組み合わせたものがあります。YSL-881は太管です。(13.89mm)
【細管/中細管】
直径が小さいですので必要な息の量が少ないために吹きやすく、音色は繊細でしっとりとしたものになります。初心者はこちらが良いですが、音にスピード感も出ますので、上級者でも高音域を専門に演奏する方に選ばれ、特にジャズ、ポピュラー等には向いています。テナートロンボーンは細管、中細管のものがほとんどです。音量が欲しければ練習を積んで太管の楽器を選びましょう。
【デュアルボア】
スライドの中管の内径が上下管で違い、上管(マウスパイプ側)より下管(ベル側)が太くなっています。これによって音色や音の広がりが微妙に変化します。本体、ベルジョイント側は中細管になります。
【太管】
息の量も必要となり音色・音量ともに豊かで華やかなものとなります。しっかりした息と正しい奏法で吹くと美しく豊かな音が出ますが、技術と体力が必要です。テナーバストロンボーンでは太管の方が主流で人気があります。
▼素材の違い
素材の上にかける塗装によって同じような色に見えても実は素材が違っていたりします。 金管楽器の素材となるブラス=真鍮とは銅と亜鉛を混ぜたもので、この配合率によって素材の強度や色が変わり、音色、吹奏感に違いがでます。銅の比率が上がるほど、音色に温かみが出ると言われます。 YSL-881はイエローブラスを使用しています。
イエローブラス...明るく、張りのある音色。多くはイエローブラスが主流です。銅が70%、亜鉛が30%。
ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75~85%、亜鉛が15%~25%ほど。
レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85~90%、亜鉛が10%~15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
▼仕上げについて
YSL-881はクリアラッカー仕上げです。
・クリアラッカー...透明なラッカーでパワフルで音抜けがよく艶やかな音色になる傾向です。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーを混合してつくられており、濃いめのゴールドになります。クリアラッカーと大差はないですが、シャープで音の立ち上がりがよいと言われたりします。
・銀メッキ...柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。主張も控え目になるためか吹奏楽では銀メッキで揃えることもあるようです。
▼スライドについて
YSL-881(Y-94II)はナロースライドが標準仕様です。(特別注文でワイドスライドへの変更も可能)
・ワイドスライド...スライドの幅が広いです。幅が広い分、先端のカーブが緩やかなので抵抗感が小さい傾向にあります。最近の主流はワイドスライドが多く、多くのメーカーがワイドスライド仕様です。
・ナロースライド...スライドの幅が狭いです。手の小さい方や女性の方には持ちやすいかもしれません。先端のカーブが少し急になるので抵抗感は大きい傾向です。一昔前まではナロースライドが主流でした。
YAMAHA YSL-881 Tenor Trombone ヤマハ テナートロンボーン スライド式 トロンボーン
■管楽器
■調子:B♭
■ボアサイズ:太管 13.89mm
■ベルサイズ:約220mm(8 2/3")
■ベル:イエローブラス/一枚取り
■ナロースライド(Y-94II)装備
■スライド 外管:イエローブラス
■スライド 内管材質:洋白
■仕上げ:クリアラッカー
■made in Japan 日本製
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。
セット内容
■楽器 本体
■ハードケース 2ヶ所にハンドルとショルダーストラップ付き(ブラック)
■マウスピース SL-51C4L リム内径25.23mm/スロート径6.92mm/51より浅いカップを持ち、大音量で迫力にある演奏が可能。全音域に充実した音で、シンフォニー・オーケストラ奏者向き。
■保証書
■ポリシングクロス
■スライドグリス
■スライドクリーム
■ポリシングガーゼ
■クリーニングロッド
■Schilkeマウスピース
■BACHマウスピース←少しキズありアウトレット
■OKURA+MUTE オクラミュート
■チューナーメトロノーム TDM-700DPO4 ディズニープーさん
■チューナー用マイク
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。