DP12 新規ライセンス版 マーク オブ ザ ユニコーン Digital Performer 12
Dolby Atmosイマーシブミックス、AIステム分離、アレンジメントストリップを新搭載
DP12 新機能の特徴
Dolby Atmosイマーシブミックス ─ 最大128チャンネルの3Dパンニング、内蔵レンダラーによるリアルタイムミックス、ADMファイル書き出し、バイノーラルモニタリングに対応
AIステム分離 ─ ステレオ音源をドラム、ベース、ボーカル、ギター、ストリングス、ブラスの各トラックに分離
アレンジメントストリップ ─ セクション単位のドラッグ操作で、全トラックの楽曲構成を一括再構成
トラックプリセット ─ I/O、EQ、プラグインチェーンを含むトラック設定の保存と呼び出し
他のDAWのキーコマンド読み込み ─ Pro Tools、Cubase、Nuendo、Logic、Liveのキーセットに対応。作業内容ごとのキーセット切り替えも可能
MusicXML読み込み ─ Dorico、Sibelius、MuseScoreなど楽譜作成ソフトウェアとの双方向連携
数十項目のワークフロー改善 ─ タグと検索、ワンクリックのトラックフリーズ、MIDIコントローラー管理、インラインヘルプなど
Dolby Atmosイマーシブミックス:制作から納品までDP12で完結
DP12は、Dolby Atmosフォーマットでのミックス、レンダリング、書き出しに対応しました。
Apple Music やTidal などのストリーミングプラットフォーム向けの楽曲イマーシブ版から、映画作品における3Dサウンド、ダイアログ、音楽のミックスまで、コンセプト段階から最終納品までの工程をDP12内で完結できます。
最大128チャンネルの3Dパンニング
従来のチャンネルベースのサラウンドフォーマットとは異なり、最大128チャンネルのオーディオを3D音場内の任意の位置に、高さ(エレベーション)を含めて配置できます。
完成したミックスは任意のスピーカー構成に展開できるほか、一般的なヘッドホンで再生可能なバイノーラル(3D)ミックスとしても出力できるため、サラウンド再生環境を持たないスタジオでもイマーシブ制作が可能です。
音源の移動には、DPの既存のミックスオートメーション機能をそのまま使用できます。
レンダラーを内蔵、ADMファイルの書き出しに対応
DP12にはDolby Atmosレンダラーが内蔵されており、外部ソフトウェアを介さずにリアルタイムでミックスとレンダリングを行えます。
完成したミックスはDolby Atmos ADMファイルとして書き出し、空間オーディオ配信サービス、ミックスステージ、他のDolby Atmos対応スタジオへそのまま納品できます。
外部でレンダリングを行う場合は、書き出したADMファイルをDolby社製のレンダラーアプリケーション(別売)に読み込むことも可能です。
AIステム分離:既存の音源から楽器別トラックを生成
DP12に新搭載された「ステム分離(ステムセパレーション)」は、ステレオミックスをAIで解析し、ドラム、ベース、ボーカル、ギター、さらにストリングスやブラスといった楽器ごとの個別トラックに分離する機能です。
分離したトラックは、リミックスやマッシュアップの素材として活用できるほか、特定のパートをミュートして残りのミックスに合わせて演奏するといった練習用途にも対応します。
往年の名曲から最新の楽曲まで、既存の音源を制作素材として扱う新たな選択肢を提供します。
アレンジメントストリップ:楽曲構成をセクション単位で再構成
DP12の新機能「アレンジメントストリップ」は、イントロ、ヴァース、コーラス、ブリッジといった楽曲のセクションを、全トラック横断で一括して操作するためのツールです。
セクションごとに色分けされたバーをタイムライン上でドラッグするだけで、そのセクションに含まれるすべてのトラックデータが連動して移動します。
Option(Alt)キーを押しながらドラッグすればセクションを複製でき、構成のバリエーションを短時間で比較検討できます。複製、移動、順序変更、切り取り、削除の各操作に対応しています。
トラックプリセット:トラック設定の保存と再利用
I/O設定、EQ、プラグインチェーンなど、トラックに関するあらゆる設定をプリセットとして保存し、コンテンツブラウザーからのドラッグ&ドロップで既存トラックへの適用や新規トラックの作成が行えます。
ボーカル、ドラム、ベース、ギターなど主要な楽器向けのプリセットが数十種類付属するほか、ユーザー独自のプリセットも作成できます。
他のDAWのキーコマンド読み込みとキーセット切り替え
Pro Tools、Cubase、Nuendo、Logic、Liveの各DAWで使用されているキーコマンドを、コマンドウィンドウのミニメニューから読み込んで使用できます。
他のDAWからDP12へ移行するユーザーは、使い慣れたキーボード操作を維持したまま作業を開始できます。
あわせて搭載された「キーセット」機能では、編集、映像へのスポッティング、トラッキングといった作業内容に応じて、複数のキーバインドセットを切り替えられます。
キーセットは通常のキーバインドと併用でき、必要に応じて有効/無効を切り替え可能です。
MusicXMLの読み込みに対応、楽譜作成ソフトウェアとの双方向連携を実現
従来のMusicXML書き出しに加え、DP12では読み込みにも対応しました。これにより、Dorico、Sibelius、MuseScoreなどの楽譜作成ソフトウェアとの間で、ラウンドトリップでのデータ交換が可能になります。
MusicXMLファイルはチャンクリストへのドラッグ、または「ファイル」>「読み込み」から取り込めます。
ダイナミクス、アーティキュレーション、小節の反復記号、テキストなど、DPがMusicXMLとして書き出せるすべての要素の読み込みに対応しています。
タグと検索機能の強化
トラックとチャンクに検索用のタグを付与できるようになりました。
タグは任意の数を作成して割り当てることができ、トラックセレクターをはじめDP内の各所で検索と並べ替えに利用できます。数百のトラックと数十のチャンクを扱うオーケストラ用テンプレートなど、大規模プロジェクトでの管理性が向上します。
検索機能も次の3点で強化されています。
・トラックリスト/チャンクリストの検索ボックス:名前、タグ、コメントテキストを単独または組み合わせて検索
・環境設定ウィンドウ:検索ボックスの追加により、目的の設定項目を即座に特定
・コマンドウィンドウ:キーバインドやMIDIイベントからコマンドを逆引き検索
トラックフリーズとフラットンの強化
負荷の高いプラグインやインストゥルメントを使用するトラックを、トラックリストのFRZ(フリーズ)列のワンクリックでフリーズ/解除できるようになりました。
フリーズは元のトラック自体に対して行われ、別トラックは生成されません。
フリーズ状態のままミックス操作が可能で、トラックを編集すると自動的にフリーズが解除されます。
恒久的にフラットンする操作にも対応し、こちらもアンドゥが可能です。
MIDIコントローラー管理
コントロールパネルに新設された「メインMIDIコントローラー」メニューで、1台または複数のコントローラーをプライマリMIDI入力デバイスとして指定できます。
MIDIトラックの入力割り当てはこの設定に従うため(通常のレコードモード、マルチレコードの双方に対応)、複数の外部MIDIコントローラーを併用する環境でも、不要なMIDIデータの混入を防ぎ、レコーディングの管理を簡素化できます。
その他のワークフロー/ユーザーインターフェース改善
・一括リネーム ─ 複数のトラックまたはサウンドバイトを選択し、右クリックから一括で名前を変更
・フェード/クロスフェードのプリセット ─ カスタムプリセットの保存・呼び出しと、コンテンツブラウザーからのドラッグ&ドロップに対応
・AAF / OMF サポートの強化 ─ 最新規格で生成されたプロジェクトとの互換性向上、部分的な読み込み時の復元精度を改善
・ドラッグ&ドロップの強化 ─ 外部オーディオファイルやSMFのドロップ先を、既存トラック、トラック間(新規トラック作成)、タイムライン上の位置まで精密に指定可能。シーケンスチャンクを別シーケンスのタイムラインへドロップすることも可能
・ホバーエフェクト ─ インターフェース操作時の視覚的フィードバックを追加(「環境設定」>「表示」>「外観」で軽減・無効化可能)
・ラージカウンター ─ ウィンドウの縦横自由なリサイズと、テキストサイズの独立した変更に対応
・トラック設定パネル ─ シーケンスエディターのパネル幅とトラック高に応じた自動リサイズ
・ドラッグ操作中の詳細表示 ─ シーケンスエディターでのドラッグ中に操作内容を表示
※上記製品仕様は2026年09月時点のものです。
随時更新するよう努めてはおりますが、最新状況は常に変動するため合わせてメーカーでもご確認下さい。