技術者調整品。店頭受け取り不可
世代を超え受継ぐ伝統の血筋
近代ヤマハサクソフォンの歴史には、常に62があった。培われた技術。積み重ねた実績。伝統と革新が融合した今、62はさらなる域へ歩み始める。世界中の様々なシーンで多くのプレイヤーに愛され、活躍してきた62。カスタムで培われた技術を継承し、心地よい吹奏感と美しい響きを纏ったモデルはさらなる高みを目指し続けます。 落ち着いた音色が魅力の銀メッキ仕上げの62Sに魅力ある仕様を盛り込んだ限定モデルです。
▼ヤマハ アルトサックス スタンダード/プロフェッショナルシリーズラインナップ
スタンダード
・YAS-280 イエローブラス製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイなし、キイガード一体型
・YAS-380 イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり
・YAS-480 イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり、手彫り彫刻
プロフェッショナル
・YAS-62 イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり、手彫り彫刻、硬質ニードルスプリング、カスタムを継承している設計
2021年11月限定モデル
・YAS-62NM イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり、手彫り彫刻、硬質ニードルスプリング、カスタムを継承している設計,ネックAV1ピンクゴールドメッキ仕上げ、真鍮製サムレスト
・YAS-62SNM イエローブラス 製、銀メッキ仕上げ、シーソーキイあり、手彫り彫刻、硬質ニードルスプリング、カスタムを継承している設計,ネックAV1銀メッキ仕上げ、真鍮製サムレスト
▼限定仕様(YAS-62との違い)
・カスタムAV1ネック、ネック特別彫刻、ピンクゴールドメッキ仕上げ
以下「▼ネックについて」の項目を参照下さい。
・メタルサムフック&サムレスト(真鍮製)
以下「▼サムレスト(指かけ)」の項目を参照下さい。
・ローレット模様入りの胴輪に変更
楽器の鳴りにも影響を与える胴輪の1箇所にローレット模様が施され、高級感がある見た目になっています。
・本体上部の譜面立て(ライヤー)を撤廃
よりライトな鳴りを重視し本体上部の譜面立て(ライヤー)を撤廃。
▼スタンダードシリーズとの違い
・低音キイ新機構
LowB-C#キイ の連結部分を新規設計。よりキイがスムーズに開閉するようになり低音域から高音域まで
全音域でムラのないスムースな吹奏感と音色が実現可能に。
・ネックレシーバー
重量感のあるレシーバーを採用。ネックと管体の一体感が増し、より豊かな響きが実現。
・一体座
プロフェッショナルシリーズから上のモデル全て共通の仕様です。
複数の支柱をプレートに一体化させることにより、演奏時における適度な抵抗感と芯のある深い音色をもたらします。
・硬質ニードルスプリングの採用
以下「▼バネ材質」の項目を参照下さい。
▼管体素材と塗装の違い
管体素材の違い
同じような色に見えても実は素材が違っていたりします。サックスは木管楽器に分類されますが素材は金管楽器と同じ真鍮(ブラス)が使用されています。
ただ金管楽器のように種類は多くなく基本イエローブラスが使用されます。YAS-62NMの管体はイエローブラス製です。
・イエローブラス...明るく、張りのある音色。銅が70%、亜鉛が30%。
・ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75~85%、亜鉛が15%~25%ほど。
・レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85~90%、亜鉛が10%~15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
塗装(仕上げ)の違い
YAS-62NMはゴールドラッカー仕上げです。銀メッキ仕上げ、ブラックニッケルメッキ仕上げの楽器に比べて抵抗感が強くなく、初心者の方には吹きやすいです。
・クリアラッカー...透明なラッカーでソリッドで暗めの音、フォルテの音抜けが良いと言われたりします。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーを混合してつくられており、濃いめのゴールドになります。大差はないですが、シャープで音の立ち上がりがよいと言われたりします。
・銀メッキ...ラッカーよりも塗装が厚いため、柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。
▼バネ材質
サックスに関わらず木管楽器のキイ、これを動かすためにバネが使われています。サックスの針バネは上級モデル以外は基本的にステンレスのものが多く、上級モデルになると硬質ニードルスプリング(硬質鋼)になります。YAS-62NM含めプロフェッショナルシリーズ以上のモデルは硬質ニードルスプリング(硬質鋼)を採用しています。硬質ニードルスプリング(硬質鋼)はステンレスに比較すると錆びたり折れてしまうリスクは高いですがレスポンスが良いことが特徴です。
▼サムレスト(指かけ)
まず可動式なのでご自身の手のサイズなどに合わせて使いやすい角度に調整が可能です。指掛けの素材はYAS-62NMは本体と同じ真鍮製です。なお通常モデルのYAS-62はプラスチック素材です。真鍮製にすることで心地よい吹奏感、遠達性のある音が得られます。また、プラスチックに比べ経年劣化による破損が起こりにくいです。素材の違いなどあまり気にしない部分かもしれませんがカスタムパーツが販売されている部分でそれだけ影響もあるという部分でもあり、こだりたい部分ですね。
▼支柱
サックスには楽器を支えるために支柱がついています。ベルと本体をつないでいる金具です。YAS-62NMは2点支柱。
・2点支柱...3点支柱より吹奏感が軽い。明るい音色、吹きやすさを重視したモデルに使われることが多い。
・3点支柱...2点支柱に比べ抵抗感が強くなる傾向にありますが、低音までパワフルな鳴りになります。
▼ネックについて
YAS-62NMはレスポンスに優れた62専用ネックから豊かな響きでダイナミックレンジの広いカスタムAV1ネックに変更されています。(V1タイプ)
カスタムAV1ネックはワンランク上のZシリーズの付属ネックです。ピンクゴールメッキ仕上げにすることで艶のある華やかな音色でありながらまとまりのある響きが得られる傾向です。また特別彫刻があしらわれていて高級感があるのではないでしょうか。現行モデルでネックに彫刻があるモデルはありません。
通常モデルYAS-62と同じくカスタムネックに付け替えることができます。より自分の好みの音、表現したい音に近づけるための選択肢が豊富です。
別売ネックラインナップ
・V1タイプ...息がしっかり入り余すところなく楽器を鳴らすことができる。抜群の吹奏感でクリアで豊かな響きが得られます。ダイナミクスレンジの広さが特長。
・E1タイプ...コントロールしやすく、心地よい抵抗感とレスポンスの速さが特長。
・C1タイプ...タイトな吹奏感が吹き心地をより良いものにします。コントロールしやすく安定した音程感と立ち上がりの早さが特長。
・G1タイプ...密度のある響き、適度な抵抗感を持ちながらも息が入りやすい。特に高音域でのコントロールのしやすさが特長。
▼シーソーキイ(C#-B♭連動キイシステム)
左手小指で操作するところ、ここをテーブルキイと言いますがここにC#-B♭連動キイシステム、よくシーソーキイと呼ばれるものが採用されています。これによって左手小指の操作が楽になります。早いパッセージも吹きやすいです。これが付いていないとこの下のキイをしっかり押さなくてはいけないので運指が大変になったりします。最近の楽器には付いているものが多いです。
▼YAS-62NMの特徴
今回発売された限定品YAS-62NMに付属するネックAV1は上位モデルカスタムZシリーズのYAS-82Zに付属しているネックと同じです。またヤマハのカスタムシリーズ以上のネックは塗装を変えることができますが(特別生産)ラインナップにピンクゴールドメッキは2021年11月現在ありません。また彫刻入りのネックも現行品にはないのでこの機会に是非興味のある方はご検討いただければと思います。付属ネックがワンランク上のモデルになり、より表現の幅が広がるような仕様となっていると思います。艶のある華やかな音色でありながらまとまりのある響きが得られるのもピンクゴールドメッキ仕上げの限定ネックならではだと思います。ケースも機能性の高いリュック、手持ち、ショルダー持ちができる万能ケース。
YAMAHA alto saxophone gold YAS-62NM ヤマハ アルトサクソフォーン
■オプションネック対応
■彫刻あり
■AV1ネック ピンクゴールドメッキ仕上げ
■一体座
■調子: E♭調
■システム:High F♯、フロントFキィ(固定式)
■Low C#開き止めメカ:ローC#キイが確実に閉まるよう新設計され、低音の発音性と音色の均一性が格段に向上しました。
■シーソーキイ(シーソー式左手小指キイ)
■仕上げ:ゴールドラッカー
■ベル:2枚取り
■ベル支柱:2点式
■パッド:プラスチックレゾネーター
■針バネ:硬質ニードルスプリング
■鉛フリーハンダ使用
■アジャスタブルサムレスト:上下位置や角度調整が可能な指掛けで、長時間の演奏でも指に負担がかからず快適です。
■サムレスト材質:真鍮
■指貝材質:ポリエステル
セット内容
■サックス 本体
■セミハードケース
■ネック AV1ネック ピンクゴールドメッキ仕上げ 息がしっかり入り余すところなく楽器を鳴らすことができる。抜群の吹奏感でクリアで豊かな響きが得られます。ダイナミクスレンジの広さが特長。
■マウスピース AS-4C ティップオープニング 1.60mm フェイシング 23mm
■リガチャー
■マウスピースキャップ
■リード
■エンドキャップ
■ネックストラップ
■コルクグリス
■クロス
■取り扱い説明書/保証書
■e-Sax ES3-AS 世界で一番小さな防音室。e-Saxに楽器を入れると外に漏れ出る音量を普段の会話程度にまで消音。 その実際に鳴っている内部の音がヘッドフォンから聴くことができライブな感覚で演奏を楽しめるほか、各種オーディオ機器との接続に電子楽器的活用も可能です。