サックスのネックご購入時の注意点 管楽器

サックスのネックご購入時の注意点
■対応型番について
必ずご購入前にネックの対応機種とご自身の楽器との相互性(装着できるかどうか)についてご確認下さい。
ネックと同じメーカー以外の機種との互換性や、お手持ちのマウスピースとの互換性についてはご案内できかねます。
モデルによっては細かな仕様変更があり、互換性は「同じ型番」であることだけでは判断ができないことがございます。(例えばですがヤマハ製品で同じ型番でも過去モデルは装着不可なものがあります。)
対応モデルであっても、互いの個体差によって装着ができない場合があります。
また経年劣化やご使用においての状態変化や変形などによっても装着ができない場合があります。
そのような場合には技術者によるすり合わせが必要となります。(相互性のないネックと本体については装着可能にはできません。)
■検品/調整について
以下のような検品および調整を行ってから出荷しております。これにより初期不良は出荷時点で無いものとなります。
・キイの動作:動きが悪い場合はバネ圧を強めたりキイオイルの注油などを行います。
・ネジの緩み:緩んでいる場合はキイの動作に支障が出ない範囲まで締めた状態にします。
・バネ・タンポ・コルクの状態:問題があると判断した場合には個体やパーツを交換をするなどの処置を行います。
・外観:例えばキズなどがあった場合には許容範囲かどうかなど。問題があると判断した場合には個体やパーツを交換をするなどの処置を行います。
・変色除去(メッキ製品のみ):変色があれば表面を研磨して変色を除去します。
■ネックのセッティングについて
楽器本体に付属しているネックは楽器本体とネックのオクターブキイが連動するように調整が行われています。(オクターブレバーを押したときにネック側のオクターブキイの開きがメーカー規定の隙間になる状態。)
この連動の状態が悪いとネック側のオクターブキイが開かないもしくは開き過ぎるなどの症状が生まれます。
このような場合には一般的に技術者が楽器とネックの状態を確認し調整を行います。
本体、ネックが対応機種であっても必ず装着できるとは限りませんのでご注意下さい。
■お取り扱い時の注意
*オクターブキイは非常に曲がりやすいので技術者が連動調整を行うのが一般的です。ご自身で行う際には組立時の持ち方や力の加え方など十分に注意して行ってください。
*新品のネックコルクは大きめのため、お手持ちのマウスピースがはまりにくいことがございます。コルクは収縮していく消耗パーツですので、最初のうちはコルクグリスを塗ってから差し込んで頂くことで次第に馴染んできます。
■ご不明な点/修理について
ネックに関する調整/修理につきましてはメールや各サイトのお問い合わせフォームから、ご注文番号等をご記入のうえご相談下さい。