ヘッドキャップをピンクゴールドに仕上げました。通常のキャップも付属しておりますので気分で変えていただけます。
ヤマハの正規品パーツのヘッドキャップを国内のメッキ会社にて特注でピンクゴールドにしたものをセットにしました。元々付属のものは別で付属しております。保証サービスをご利用いただく際には銀メッキの方に替えていただくご必要があります。出荷前に技術者調整を行います。
一番安いYFL-212のリッププレートとライザーを銀製にしたモデルです。
・旧モデル「221」と「211」からの変更でEメカニズム付きがスタンダードとなりました。
・ピントップアーム...上位モデルであるプロフェッショナル、ハンドメイドシリーズと同様のキイの接合部の形状です。
・パッドカップデザイン...丸みを帯びたデザインで正しい位置に指がフィットしやすいカップとともに、陰影に富んだエレガントなヨーロッパスタイルが魅力。
・タンポ調整台紙..こちらも上位モデルであるプロフェッショナルモデル/ハンドメイドモデルで使用されているより精密な調整が可能なシムペーパー採用。
▼ヤマハ フルートラインナップ
フルートのメカニカルオプション以外の価格の違いは、主に素材であり、それぞれ材質ごとに異なる音の特性を持っています。低価格の一般的な製品は大部分が白銅が用いられており、上位モデルにいくほど口元に近い部分から銀の範囲が広がっていきます。
スタンダードシリーズ
すべてCY頭部管となっており、素材を除き管体のつくりは基本同じです。
200シリーズ...吹きやすさを重視した初心者導入モデル。洋銀、白銅製が主。U字管やリングキイモデルもリーズナブルにご購入いただけます。YFL-212、YFL-212LRS、YFL-212U
300シリーズ...頭部管が銀製になるなど、吹きやすさの中にも奏者のレベルに応えることもできる仕様に。リングキイなどラインナップ豊富。YFL-312、YFL-372、YFL-382
400シリーズ...管体も銀製になり、より本格的な演奏力にも応えられる仕様でかつお値段はまだリーズナブル。YFL-412
プロフェッショナルシリーズ フィネス
上位モデルであるハンドメイドフルート"イデアル"の仕様や演奏性を継承したシリーズで、発音性の良さはもちろん深みのある音色が魅力です。このシリーズはスタンダードシリーズとまず管体のつくりや頭部管のつくりが異なっています。
500シリーズ...頭部管が銀製。リングキイ、H管などもあり。YFL-517、YFL-577、YFL-587、YFL-597
600シリーズ...頭部管+主管/足部管が銀製。リングキイ、H管などもあり。YFL-617、YFL-677、YFL-677、YFL-687、YFL-697
700シリーズ...頭部管+主管/足部管+キイが銀製。リングキイ、H管などもあり。YFL-717、YFL-777、YFL-787、YFL-797
ハンドメイドシリーズ(800、900シリーズ)
ハンドメイド木製
ハンドメイドコンセプトモデル...メルヴェイユ、ビジュー
ハンドメイド イデアル...シルバー(銀製)、ゴールド(金製)
▼スタンダードシリーズ
・YFL-212...白銅
・YFL-212LRS...白銅+銀製(リップ/ライザー)
・YFL-312...白銅+銀製(頭部管)
・YFL-412...白銅+銀製(頭部管+主管)
▼Eメカニズムについて
Eメカニズムはフルートの構造上、出しづらい音を発音しやすくするためのキイシステム。特に難しいとされる第3オクターブの「ミ」 (E音)が出しやすくなります。練習でどうにかなると思いきや古典派やロマン派、 現代曲の技術的に高度な楽曲にも多用されスムーズな演奏には有効なシステムといえます。フランスでは一部のプロ以外はあまり使っていませんがドイツ、日本ではごく一般的な機能として認識されています。Eメカ無しのメリットとして音色が比較的明るくなることです。一般的にEメカ付きが値段が高いですが音色の面で言うとどちらが好きかは好みにもよります。インラインのフルートにそのままEメカを付けるとキイの動作に不具合が出やすくなることからインラインには標準装備されていないものも多くインラインにはEメカがないのが一般的な面もあります。
▼キイタイプ
・カバードキイ...キイに穴があいていないもの。キイが孔を確実に押さえ、息の漏れを防ぐ。初心者やこれからはじめる方に多くはこちらを使用。こちらYFL-212LRSもカバードキイです。
・リングキイ...キイに穴があいているもの。リング状のため孔を確実に押さえるのに技術が必要。指先に空気の振動を直接感じることができ、細やかな響きのニュアンスをコントロールすることが可能になる。グリッサンドなどの特殊奏法も可能にします。
・オフセット...左手薬指で操作するGキイがせり出し、指の長さに合った配列により自然で押さえやすい。
・インラインキイ...主管のキイが一直線に配列されている。リングキイモデルではどちらかというとインラインの方が主流になります。
▼素材とメッキの違い
安いフルートは主に洋白(白銅)を素材としており、上位モデルにいくほど銀を使用している部分が多くなります。シリーズのラインナップによって使われる銀の部分が多くなるのがお分かりいただけるかと思います。素材、メッキは音を出す上で大きな影響があるもので、さらに口元に近い部分はよりその影響が強いとされています。ですので、銀、金が使われるのはリップ/ライザーからはじまり徐々に広がってきます。この素材の違いが響きや音質に関わる重要な部分ですが、銀や金を使用することで同時に抵抗感を感じられることになります。
▼材質の違い
フルートは多くのものは銀色の楽器で同じに見えがちですが実は使用している材質が異なります。材質の違いで音色や吹奏感に違いが出てきます。
・白銅...安価であるためエントリークラスの楽器によく使用されます。抵抗感が少なく、明るい音色。耐久性もあり響きやすい素材です。
・洋銀...白銅同様エントリークラスに使われることが多いです。全体のバランスが良い音質。抵抗感が少なく、白銅と同じように明るい音色。加工しやすいことからキイの材質に使われることが多いです。
・銀...柔らかい音色、音色の変化もつけやすく、明るく柔らかで音の立ち上がりも丸みを帯びてきます。ダイナミクスがコントロールしやすく表現の幅も広がるとされています。上位モデルになるほど銀が使用される箇所は多くなり、リッププレート/ライザーから最終的には全て銀で作られたモデルまで様々です。銀が使用されている箇所が多くなるほど抵抗感は強くなり、音色は深みを増していく傾向にあります。
・金...金特有の響き、煌びやかで華やかな音色が特徴的です。また遠達性にも優れています。銀製の楽器よりも抵抗感が増す傾向にあります。
・プラチナ...金属としての比重が重いため抵抗感が強く、また楽器自体も重いです。ダークな音色でありながらも華やかでホールの隅々まで音が飛んでいく傾向にあります。音量はよく鳴ります。
・木...木の中でもいろいろ素材はありますがグラナディラというクラリネットの管体と同じ素材が使われることが多いです。音色は柔らかく暖かい音色になる傾向です。
▼メッキの違い
素材が違くても同じ銀色に見えるのは同じ銀メッキがかかっているからだったりします。洋銀製、白銅製の楽器にはメッキがかけられますが、総銀製の楽器にはメッキがかかっていないものもあります。また銀製のフルートに金メッキ、プラチナメッキを施したものもあります。
・銀メッキ...柔らかく深みのある音色が特徴的です。
・金メッキ...音色が華やかになる傾向です。抵抗感は銀メッキに比べると強めです。
・プラチナメッキ...音の立ち上がりがよく透き通った音色が特徴的です。抵抗感は強めです。
他社ブランドについて
同価格対としては他にパールフルート、ジュピターなどの存在があります。ブランドの違いはキャラクター(個性)の違いのようなものでほぼ同仕様の製品においては品質自体は大差ないかもしれません。ヤマハは基準とされているのは普及率にも大きく関係がありますが、品質や性質においても基本となっているのもあります。要はクセがなく一般的であると言えます。みんなと一緒が良い人もいれば、個性的なものを好む方もおられ、平均的なものを求める方もいれば、突出した何かを持つものを求める方がおられます。当然、仕様やそのブランドの選ぶ楽器によってそれぞれですが、ヤマハのブランドとしてはみんなと一緒、平均的なものといったイメージで捉えていただければ良いと思います。全くの初心者がフルートの購入について悩み、何を買って良いかわからない、とりあえず普通に使えるもので買うのであれば、YFL-212、YFL-212LRSあたりは1本目としておすすめです。
YAMAHA FLUTE YFL-212LRS Standard 200 series ヤマハ フルート スタンダード 200 シリーズ
■管楽器 木管楽器
■調子: C調(C管)
■キイ:オフセット、カバードキイ
■トーンホール:引き上げカーリング
■主管 / 足部管材質:白銅・銀メッキ
■キイ材質:洋銀・銀メッキ
■頭部管材質:白銅・銀メッキ
■リッププレート、ライザー:銀製
■仕上げ:銀メッキ仕上げ
■頭部管:標準タイプ CY
セット内容
■楽器 本体 ピンクゴールドのヘッドキャップにセッティングしてお届けします。元の銀メッキのものも付属しております。
■ハードケース
■肩掛け ショルダーストラップ付き ケースカバー
■頭部管
■ポリシングクロス
■ポリシングガーゼ
■クリーニングロッド
■保証書/取り扱い説明書
■チューナーメトロノーム(クロマチックチューナー) ヤマハ TDM-700P
■譜面台(少しキズあり)
■キイオイル...月に一度はキイの軸受部に少量さす。
■クリーニングペーパー...演奏後にタンポの水分を取るお手入れ用品
■パウダーペーパー...タンポの水分を取った後にベタ付き防止として使用。
画像と細かい仕様が異なる場合がございます。