北海道/沖縄/離島不可
別売E♭替管を追加したセット
吹奏楽ではE♭替管を使用する機会はほぼないと思いますが、オーケストラでは曲によっては使用することがあります。E♭替管を使用することでアルトホルン、アルトサックスなどのE♭管の楽譜をF管に読み替える必要なく演奏することができます。アンサンブル等でE♭管の楽器をフレンチホルンで代わりに演奏する機会などが多い方はE♭替管があれば便利かと思います。
ご注文をいただいた後、別売E♭替管がスムーズに抜差しできるように本体と管のすり合わせや管の幅、並行具合を調整してから出荷致します。
F管ならではの深みのある豊かな響きを追求しました。大きくゆるやかな巻きのオリジナルデザイン。自然な息の流れが、鳴りむらのないスムーズな吹奏感を実現。Fシングルの常識をはるかに超えたプレイアビリティを誇ります。また、別売りオプションでE♭替管を用意。記譜E♭の場合でも、通常の指使いのままで演奏できます。マウスピースレシーバーには削り出し部品を採用しています。
▼ヤマハホルン スタンダードシリーズラインナップ
シングル
YHR-314II F管 イエローブラス 一体式
YHR-322II B♭管 イエローブラス 一体式
フルダブル F/B♭管
YHR-567 イエローブラス 一体式
YHR-567D イエローブラス デタッチャブル
YHR-567GDB ゴールドブラス デタッチャブル
▼ベルタイプ
YHR-314IIは一体式(ワンピース)です。
・一体式(ワンピース)...ベルが取り外せないタイプ。こちらのケースの方が大きくなります。デタッチャブルに比較し明るい音色が特徴。両ラインナップがあった場合、価格は一体型の方が安いです。
・デタッチャブルタイプ(ツーピース)...デタッチャブルとはベルが取り外すことができるシステムで、コンパクトになるために持ち運びに便利で、ケースも小さくてすみます。一体型に比較し、深みのある音色。
▼ベルサイズ
ホルンは演奏時にベルに右手を挿入し、音程や音色を調整します。 ホルンでいうベルサイズとは右手を入れたときに各指の第3関節に触れる部分をさします。YHR-314IIはM(中細)ベルでスタンダードシリーズはすべてMサイズ
・MS(細ベル)...明るく張りのある音色
・M(中細ベル)...明るさを保ちつつ深みのある音色。主にヨーロッパを中心に発達。
・L・LL(太ベル)...豊かで柔らかく重厚な音色。主にアメリカを中心に発達。
▼バルブシステム
YHR-314IIはコードアクションです。
・メカニカルアクション...いわゆるメカ式といわれるもの。紐を使用していないため紐の緩み、切れによる不良が起きないことです。操作性についてもレスポンスがよく素早いパッセージにも反応できます。
・コードアクション...紐式。紐式とよばれるもの。紐の交換が定期的に必要ですが、レバー操作が滑らかで静かなのが特徴です。また紐の長さを調整することでレバーの高さを自由に変えることが出来ます。
▼ベル材料について
素材の上にかける塗装によって同じような色に見えても実は素材が違っていたりします。素材となるブラス=真鍮とは銅と亜鉛を混ぜたもので、この配合率によって素材の強度や色が変わり、音色、吹奏感に違いがでます。銅の比率が上がるほど、音色に温かみが出ると言われます。YHR-314IIはイエローブラス製です。
・イエローブラス...明るく、張りのある音色。シリーズ問わず多くはイエローブラスが主流です。銅が70%、亜鉛が30%。
・ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75~85%、亜鉛が15%~25%ほど。
・レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85~90%、亜鉛が10%~15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
・洋白(ニッケルシルバー )...音のレスポンスが良く、深く重厚な音色。銅50~70%、亜鉛10~30%、ニッケル5~30%ほど
▼塗装の違い
塗装の違いで濃いゴールド、薄いゴールドの違いがあったりもします。塗装の違いで音色や吹奏感にも違いがでてきます。YHR-314IIはクリアラッカー仕上げです。
・クリアラッカー...透明なラッカーでパワフルで音抜けがよく艶やかな音色になる傾向です。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーにゴールドの塗料を混合してつくられており、濃いめのゴールドになります。大差はないですが、シャープで音の立ち上がりがよいと言われたりします。
・銀メッキ...柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。
▼シャンクについて
ホルンのマウスピースには2種類のテーパーが違うシャンクが存在します。
・アメリカンシャンク...5/100のテーパー
・ヨーロピアンシャンク...3/100のテーパー
マウスピースを選ぶ際は、マウスピースと楽器のマウスパイプ、それぞれのシャンクのテーパーが合うことが大事ですが、実際にはそれぞれ単独で選択されることが多いので、シャンクの合わない組合せで使われることが起こり得ます。シャンクがあっていないと、息がもれたり、ガタガタします。ヤマハホルンのマウスパイプは、5/100と3/100、両方のテーパーを持つ“ダブルシャンク”なので、どちらのテーパーでも、ある範囲にわたって面接触するのできちんとマウスピースを固定できます。
▼調子の違い
・Fシングル YHR-314IIはこちら
シンプルな構造で安く手に入るホルン。自然で無理のない巻きによるスムーズな吹奏感。ホルンの基本の調はF調(inF)であることから楽譜はFで書かれていることが多いです。F管なら移調読みをせずそのまま演奏可能。ナチュラル・ホルンに近い音色で、ホルン本来の豊な音色を充分に引き出し、太く深みのある落ち着きのある音色を奏でてくれることでしょう。管の長さからホルン吹きに必要な「上手な息の流れを作る練習」に適しています。息の圧力、スピード、アタックに対してシビアになれる楽器と言えるかもしれません。これで練習をはじめることによってB♭への持ち替えも楽だと思います。
・B♭シングル
明るく軽い吹奏感が特徴です。Fシングルに比べると息も入れやすくアタックも明瞭。高音もきれいに鳴りますのでソロにもお勧め。Fシングル同様まだ楽器は軽くて扱いやすい方です。F管より4度高い調子で、F調(inF)で記された楽譜は読み替えが必要。近年は吹奏楽が主流となりトランペットなどBフラットの楽器と一緒に練習するということもあり、Fシングルではなく、B♭シングルから入門者が手にするケースが多くなってきています。
・F/B♭フルダブル(もしくはセミダブル)
上記2つの調の管が1つになったもの。F管とB♭管の組み合わせが一般的で入門者でもこちらから使用することもあります。それぞれ独立した2つの調性をバルブで切り替えることができます。シングルに比較して音程、音色、正確性、パワーなどをレバーひとつで切り替えることで臨機応変に使い分けが出来るのですが操作性が良いということはそれだけ使用する管もパーツも多く重さがあります。フルダブルが多く使われますが、「セミダブル」というものも存在します。同じ音域ですが、全体の管の長さが少し短いセミダブルにはB♭管と、B♭管につなげてF管に出来る補正管(迂回管)がついておりフルダブルより音の出る構造が短くなります。吹奏感は異なり楽器の重さもそれだけ軽くなります。(シングルほどではない)ただしデメリットもあり、低いFの音を出す時にはF管のバルブセクションを通った後、B♭管のバルブセクションも通ることになり、管の中の凹凸を多く通る分、音が影響を受けます。
YAMAHA SINGLE HORN French horn YHR-314II ヤマハ シングル ホルン YHR-314-2
■調子:F
■バルブシステム:3本ロータリーバルブ
■一体式ベル(ワンピース)
■ベル:イエローブラス
■ベルサイズ:M ミディアム
■ベル材質:イエローブラス
■ボアサイズ:12.0mm
■仕上げ:クリアラッカー
■マウスピース:HR-32C4 リム内径 17.48mm スロート径 3.98mm 30C4のリム内径を大きくしたモデルで,大音量が得られる。比較的フラットで中庸な厚さのリムを持ち,特に発音が良い。
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。
セット内容
■ 楽器 本体
■ ケース
■ マウスピース
■ 取り扱い説明書/保証書