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管楽器 リードの選び方(参考)

リードの選び方(参考程度)

 

 

▼カットの違い

リードは先端からヒールまでの厚さやコシの位置、カットのデザインによって性格に大きな差が生まれます。先端の厚さとヒールの厚さのバランスによって吹奏感や音色に違いができます。

以下画像ではカットの仕様については厚さの等しい部分を線で表しています。曲線の角度が小さい程、リードの背と中心部が厚く傾斜が薄くなります。

 


 

 

 

ファイルドカット:レスポンスが容易になります。(特に低音域において)音の立ち上がりに優れ、ソフトなアタックを容易にします。音色が明るめになります。

 

アンファイルドカット:リード全体の弾力が増し、ほど良い抵抗感が得られます。表皮を多く残している分、音にコシが出ます。ダークで、深みのある音になります。



▼厚みの違い

基本的に薄くなる程反応が良くなり、厚くなる程重厚になります。

薄いリードは吹きやすい、厚いリードは吹きにくいみたいな印象はあると思いますが、それだけではないということです。

音色にもそれが反映されるということです。イメージとしては薄いリードはペラペラの音色、厚いリードは音圧があるといったようなことでしょうか。

吹きやすいと息のコントロールに微調整が必要になったりなど、ピッチの安定感にも違いはでてきます。

 

 

▼各社のリードの比較について

各社で用意されているようなリードの厚みチャートのようなものがありますが「しいていうなれば」程度のものです。

上記にも記載しましたが、カットが違えばリードの厚みの数値を取る場所によって違いがでますよね。ですので、あくまでそのシリーズでは1番と2番だと2番の方が厚い、と言えますが、シリーズが違えば「先端」は厚くても「中央部分」は薄いなどといった違いが出る可能性があるということになります。

「吹きやすい」という人の感覚にも色々あって、音の立ち上がりが早いのか、息の量が少なくて良いのかでも違いますね。例えば吹きやすくてもピッチが下がってしまうリードでも良いですか?それは吹きやすいリードといえるのでしょうか。何を重視するかは吹いてみてはじめて「これだ!」「これじゃない...」がわかるものです。どんなに口コミがよくても、大勢の人が「薄いリードだ」と思っても、自分が同じ感覚を持っているかどうかはわかりません。

リードは1箱10枚のリードが入っていても、吹奏感はほんとに様々です。そのくらい繊細なものですので、1箱のリードを全て吹いてみても本当にそのリードのことをわかって判断できているのかどうかもわからないかもしれませんね。

 

▼吹きにくいリード、どうしよう...

多くのリードは輸入品。楽器によっても違いますが、1枚のリードの値段はおおよそ300円前後になると思います。そのまま捨てるのはもったいないですので、この際リードのどの部分がどういう吹奏感になるか確認してみられてはいかがでしょうか。以下のご紹介については自己責任でお願いします。

 

★先端が割れている場合...残念ながら先端はちょっとどうにもならない場合が多いです。専用のリードカッターで先端をカットすることになりますが、残念ながらカットした時点で元の先端よりは厚くなることがほとんどですので、先端が厚くて吹きにくいリードについてはこの処理をしても良くなる可能性は低いと思います。

 

★厚くて吹きにくい場合...リードの真ん中あたりをヤスリで削ってみるといいかも。(マウスピース側ではなく表側)どこを削ればどうなるかを探るにはとっておきの方法です。紙やすりで少しずつ行うのが良いですが、場合によってネイル用のやすりや、電動角質リムーバー(工具みたいな)などご家庭にあるなにかしらでやってみてもいいかも。

 

ヤマハ リードトリムペーパー RT-2 という製品もございます。