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ナベ通ドラム トルコツアー_Mehmet

チェックイン後休む間もなく準備していざロビーへ
可愛い猫達に見送られてメメットへ

工場が立ち並ぶエリア内に突如現れました!

こちらがIstanbul Mehmet工場です。




工房の中に入ると可愛い軽食とトルコチャイとトルココーヒーで出迎えてくれました。
日本とトルコの国旗がいいですね。

 





Istanbul Mehmetは数多くあるシンバルメーカーの中でもとても古いシンバルメーカーで、トルコジルジャンの工場を受け継いでいる、最古のシンバルメーカーなのです。
現社長のメメット・タンデガーさんは、伝説のシンバルマスターKerope Zilcan(ケロップ・ジルジャン)の孫であるMikhail Zilcan(ミカエル・ジルジャン)から直接シンバル作りを学んだ現在ご存命の唯一の方だそう。まさにレジェンドですね。鳥肌立ちました。

そんなシンバル工場の中を見れるだなんて。心して写真や動画に残しつつ肉眼で見てきました。





【シンバルを溶かす工程】
金属片を窯の中に入れ、溶かします。
溶けた金属を型に流し込み、水の中である程度冷やし固めます。
この工程をキャスティングと言います。

 


 

 


ある程度冷やし固まった(と言ってもまだまだ真っ赤でかなり高温です)塊を隣の機械に通してプレスをしていきます。
この作業をローリングと言います。
1回のプレスではまだまだ分厚いので、この工程を10〜15回程繰り返して理想的な暑さにしていくそうです。

 

 

 


繰り返す事でペラペラになったら、次はカップを作ります。
カップを付けるためにシンバルをプレスする機械があるのですが、そこにカップの型を設置します。

こんな感じにカップの型が沢山並んでいました。
一つ一つ思った以上に重かったです。

 

 

 




ペラペラのシンバルの真ん中にバツ印を付けて、機械に設置。

 

 

 

 



本当に一瞬のうちにカップの出来上がりです。

絶対に外さずバツ印がど真ん中に来ていたのが印象的でした。

本当にどの工程も職人技だなと実感しました。


こちらが出来上がったカップだけ付いたペラペラシンバル達



【ハンマリング】
続いてハンマリングの工程です。
先程出来上がったカップだけある、ペラペラのシンバルをもう一度熱します。

その熱したシンバルを水につけるとくすんだ黄土色のような感じになります。
この工程をすることによりシンバルのしなりや、割れにくさが生まれます。



 

 


そのシンバルの赤ちゃんをハンマリングします。
この辺りからシンバルっぽくなって来ます。



【レイジング】
ハンマリングが完了すればレイジングの工程です。

機械にシンバルを設置し、削っていきます。
めちゃくちゃ力加減が難しそうな工程でした。
シンバルの削りカスが前後にヒラヒラと舞っていて綺麗でした。




 

 

 

 


シンバルメーカーは
溶かす人
ハンマリングの人
レイジングの人
が揃ってようやくシンバル工場と言えると言うそうです。


通常工程毎にローテーションを組んでいることが多いそうで、今回これだけ全ての工程を一気に観れるのは珍しいとの事。
暑くもなく寒くもなくという季節柄もちょうど良かったのかもしれません。

最後にプリリアント加工にしている方もいました◎
一気にピカピカになるので見ていて気持ちよかったです。

 

 

シンバルに穴を開けている方もおられました。

 




お昼休憩はMehmet工場の近くの魚の美味しいレストランでランチ。

スープから始まり、沢山の料理が出てきて大満足していた所で、とんでも無い量のメインディッシュが、、、!
この量には驚きました笑

Istanbulは海も近いので海の幸も美味しいそうで、どれも凄く美味しかったです。

 





一通りの工場見学を経て、いよいよ選定へ

まだ刻印前のシンバルを選定して来ました。
やはり人の手で作られた唯一無二のシンバル達。
同じシリーズ同じインチでも結構キャラクターの違いがありました。
中にはめちゃくちゃ僅差で選ぶのが難しい物も沢山ありました。

 

 

選定後に写真を撮っていただきました。

 





今回選定して来たシンバルは、

※近日入荷予定!お楽しみに!