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管楽器 価格と精度の違いについて以下の内容はあくまでも可能性などを含めた内容につき必ずしもそのような結果になるということではありません。
楽器を選ぶときに知っておくと選びやすくなるかもしれない情報をかき集めてみました♫参考程度にお考え下さい。
<よく聞く/よくあるトラブル> *音が鳴らない *出ない音がある *ちゃんと演奏できない *演奏しにくい、吹きにくい *思ったのと違った
木管楽器と金管楽器について ▼構造 *木管楽器...多くのパーツが使われている *金管楽器...比較的シンプル
▼素材 *木管楽器...わかりやすく素材の違いによる値段差がある。 *金管楽器...ほぼ真鍮(ブラス)でありながら成分などは各社非公表、素材においても製造時の手間の違いやより手がかけられているのが高価格帯。一見違いはわかりにくい
↓↓↓結果↓↓↓
わかりやすく言うと、木管楽器については選ぶ素材を主として、他各パーツのクオリティと楽器全体のバランスがものをいい、金管楽器はスペック上は判断ができず、信用できるブランドを選ぶことに限るといったところでしょうか。 吹奏楽、楽団などの現場で「使える楽器」を選ぶ=一定水準以上を求めるのであれば、各楽器にはその楽器でおおよその価格相場というのがある程度あります。
一定水準価格参考 2024年7月現在のおおよそ(弊社スタッフ主観) *ピッコロ 10万〜 *フルート 8万〜 *クラリネット 10万〜 *バスクラリネット 30万〜 *オーボエ 40万〜 *アルトサックス 15万〜 *テナーサックス 20万〜 *ソプラノサックス 25万〜
*トランペット 8万〜 *コルネット 10万〜 *フリューゲルホルン 20万〜 *フレンチホルン(フルダブル) 40万〜 *テナートロンボーン 13万〜 *テナーバストロンボーン 20万〜 *ユーフォニアム(3ピストン) 20万〜 *ユーフォニアム(4ピストン) 40万〜 *アルトホルン(3ピストン) 20万〜 *アルトホルン(4ピストン) 40万〜 *チューバ(3ピストン) 40万〜 *チューバ(4ピストン) 60万〜 *チューバ(ロータリー) 90万〜
上記一定水準以下から楽器を選ぶのか、一定水準以上から楽器を選ぶかで選ぶ側の視点の違いがでてきます。 それと、一番に一定水準以下か以上かの精度の差はかなり大きいです。 残念ながら低価格帯の中ではどれも似たりよったりであり、高価格帯は精度がどうかではなく、どういう演奏をされたいか、どういう音を出したいかなどを基準として楽器を選ぶことになると思います。
価格差における具体的な違いと選ぶときに注目すべきところ ▼木管楽器 〜一定水準以下の楽器によくある症状〜 *音がでない *音がでにくい *出ない音がある *音が裏返る *高音、低音のピッチが悪い、また鳴らしにくい、ならない *大きい音が出ない *小さい音が出ない *抑揚がつけられない、のびのびと演奏できない *運指がつかいにくい *キイの戻りが悪い
▼金管楽器 〜一定水準以下の楽器によくある症状〜 *音がこもった感じ、クリアな音がでない *音がスカスカする、濁る *きれいな音がならない *小さい音がならせない *各部品の動作が鈍い *ピストンの動きが悪い、スライドの動きが悪い
これらの症状は、細かいパーツが多く使われている木管楽器においては顕著に表れる症状です。パーツの精度、楽器のバランスの悪さより各部の状態の悪さが問題であるが、これは不良ではなく、この価格帯では許容範囲です。 経験者、練習用に、お家用になどと考えて安い楽器をご購入される方がおられますが、演奏できる方、練習したい方にとってはこれらの楽器を手にすることで、その目的の妨げにもなってしまう可能性があるので注意が必要です。
▼木管楽器 〜一定水準以上の楽器〜 *機能性の追加によっても価格の違いが結構ある *素材の違いでの音質の違いが大きい *楽器の設計によるモデルの方向性の違いも視野にいれる *吹き心地と抵抗感の違いを理解する *演奏ジャンルによって求められる音質と音量が出る楽器を選ぶ必要がある *マウスピースなど小物によっても大きく違いが出る
▼金管楽器 〜一定水準以上の楽器〜 *機能性の追加によっても価格の違いが結構ある *手がくわえられていて良い素材を使用しているものがより高価格帯である傾向(スペック上で判断できないときに多い) *ピッチの安定感と操作性は演奏に関わる重要な部分であり、追加されたモデルは高い *メーカーとモデルによって抵抗感が結構かわる *アーティストモデルも多い
高価格帯楽器はいわば個性的。高いから良いでもなく、ちゃんと自分が求めるものがその楽器で発揮できるかが重要です。 全てがパーフェクトであることは難しく、高い楽器を買えば解決するわけではありません。 もはや吹きやすいだけではダメで(抵抗感も必要)、音が輝かしすぎてもダメな場合もあり(楽曲の中で目立ち過ぎるなど)、高音が出しやすい場合には逆に低音が出しにくいこともあり、それぞれの楽器にはそれぞれのメリット・デメリットがある。それが個性とも言えます。
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