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初心者も安心!出口が悪ければ全て台無し...「モニター機器」

 


モニター機器
出口が悪ければ全て台無し...「モニター機器」
例えば音の良い楽器を揃え、音の良いソフトやインターフェースを揃え、ケーブルも高品質な物を使用しても、最後の「出口」である「モニター環境」をないがしろにすると、作品は良い音では生まれません....

そういった環境で制作された音楽は制作環境とは違う環境、例えばライブハウス等の現場やカーステレオなどで再生したときに、全く思いもがけない音声バランスになっいる事が多く、無駄に高音が大きく耳が痛い、低音が強すぎて疲れる、といった作品になってしまいます。
要するに制作時に使用しているモニター機器の特性が原因で様々な意図せぬ問題が発生する訳です。

せっかくの大切な作品、それを聞く人がどのような環境で音楽を聞くのかは決められないので、誰に聞かせても最良の状態で楽しんでもらえるよう、「最後の出口」にもこだわって下さい。
 
「モニター」=正確に音を捉えるという事は??
例えば、多くのクラブミュージックでは「重低音」が決め手になるので「低音の出が良い機種」を選ぶ、但し聞く人によっては低音がしっかり出せない環境で聞く事も多い訳ですので、低音がしっかり出なくても音楽として良く聞こえる様に仕上げる為にラジカセ等に近い音質傾向を持つスピーカーも用意する、といった「揃え方」の工夫をする事が一般的です。
ここで、上手く両立させる事ができれば問題ないですが、過剰な補正を必要とされるケースも起こる事でしょう。
この場合、作品をリスナーの再生環境に合わせて湾曲させるという事にもなりかねないので、場合によっては高品位なスピーカーを用いて徹底した作品クオリティに注力し、市場に合わせる事を断念する、という選択岐もあります。

または、スピーカー以上にスマートフォンやipod等で音楽を楽しむ事が中心となりつつある現代ですから、その点を優先し「スピーカーよりもヘッドフォン(イアフォン)環境を充実させる」といった「再生環境の限定」も現代ならではの工夫の一つではないでしょうか。

と、このように考え方は多肢に渡りますが、
要するに、アナタが「モニタリング」した先に見ているものは何か?という事がモニター選択において重要な決め手になる、と言う事です。

というわけですから、このスピーカーは誰にでもお勧め!、と一概にいえないのがモニター選びの難しいところ。
そこで代表的なブランドだけで大まかなサウンド傾向をまとめてみましたので、参考の一つとしてご覧下さい。
なお、弊社の店舗『デジタル館』ではスピーカー/ヘッドフォンの試聴が可能ですので、聞き慣れた音源を持って実際に耳で検討してみて下さい。
 
1. パワフルな傾向のブランド
得意なジャンル:電子音楽、ハードロック、パンチのある音楽、派手な音楽

アメリカでのホームユースモニターとして絶大な人気。「近年のアメリカンなサウンド」にぴったり。

スタジオでの導入事例も多い定番ブランド。DJ関連の方はほとんどがこのブランドを好む。

レンジごとにスピーカーを分け、そのため高精度の明瞭さとゆとりある音域を実現。近年多いアーティストのパーソナルスタジオでの導入で採用される事が増えてきている。

勢いのある音質特性を持つ。基本的に素直な特性を持ちますが、強いて言えばややドンシャリ。スピード感のあるサウンドです。
 
2. ナチュラルな傾向のブランド
得意なジャンル:ポップス、軽快な音楽、自然楽器で構成された楽曲

低価格なブランドの中では比較的素直なモデルが揃う。高額モデルでの明瞭さは定評あり。

モニタースピーカ業界の定番機種「NS-10M」を引き継ぐモデルが勢揃い。音楽学校等でも多く導入されている。

「V4」という定番モデルを引き継ぐブランド。落ち着きのあるサウンドで性能のバランスが良く扱いやすい。

T.C. ELECTRONICとの提携も結んでいる高い音響技術を持つプロ志向ブランド。良い意味で落ち着いたサウンド。広い音域、明瞭さは十分兼ね備えています。

「MDR-CD900ST」は音楽業界では定番中の定番、リファレンスヘッドフォン。リファレンスなだけに、地味な印象を受けるかもしれませんがプロ/アマ問わず使用されている事は事実。

「K702」に関しては非常に安定感があり素直なヘッドフォン。クラシック関係には非常にオススメ。下位モデルはやや高域よりな音質で、ポップス等に最適。

レコーディング用モデル、特に「DT250」は素直なヘッドフォンとして広く知られた定番モデル。
 
設置環境(お部屋のスペース)に応じてどれほどの出力を持った機種を選ぶのか。
各社各機器を並べてみたとき仕様ではなく出力が異なり、音質的傾向として似たような機材が揃っている場合が多いです。
一概には言えませんが、出力(~Wで示されている数値)が上がるとスピーカー本体のサイズは大きくなり、再生音域も広くなる傾向にあります。簡単に言うと大きなスピーカー程、そのシリーズの音質傾向を維持したままハイエンド/ローエンドがしっかり出力できる、という事です。

ライブハウス等では「聞こえる音域」以上に「感じる音域」というとこまで出力するので、ライブ用に音楽制作をする場合は同等とはいかずともある程度の再生音域を備えたスピーカーを選ぶ事が重要になります。

逆に、配布用として考える場合は一般的な音域特性を備えたスピーカーでも良い場合も多いかと思います。但し、合わせて良質のヘッドフォンをお求めされる事をオススメします。
というのもモデルによってはイアフォンの再生音域より音域の狭いスピーカーもあり、配布用とはいえポータブルオーディオで再生される事も十分あり得るわけですから、ヘッドフォンではどんな感じになるかは確認できる環境を整えておく事をお勧めします。後はお部屋のサイズとお財布に相談して、アナタにぴったりなモデルを選んで下さい!