スタンダードなアルトサックス。
技術者調整品
より自分らしく、より深く愉しむ。
心地良く、自分らしく演奏できる一本を。正確な音程、手になじみやすいキイレイアウトによるスムーズな操作性と、600に及ぶパーツの一体感。プロフェッショナルモデルで培ったノウハウと、最新のテクノロジー、そして熟練のクラフトマンによる技から生み出されたヤマハのサクソフォンは、メンテナンス性も優れています。長くつき合える、大切な一本との関係がここからはじまります。
▼ヤマハ アルトサックス スタンダード/プロフェッショナルシリーズラインナップ
スタンダード
・YAS-280...イエローブラス製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイなし、キイガード一体型
・YAS-380...イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり
・YAS-480...イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり、手彫り彫刻
プロフェッショナル
・YAS-62...イエローブラス 製、ゴールドラッカー仕上げ、シーソーキイあり、手彫り彫刻、硬質ニードルスプリング、カスタムを継承している設計。
・YAS-62S...イエローブラス製、銀メッキ仕上げ、62専用ネック、カスタムを継承している設計
▼YAS-280、380との違いと特徴
・シーソー式左手小指キイ
アルトサックスは左手の小指で操作する4つのキーがあります。滑らかな演奏をするために必要不可欠なスムーズな運指。シーソー式でないYAS-280では B♭とC#のキーに段差があります。こちらYAS-480(下位YAS-380も同様)はシーソー式になっていますので、隣り合うキイに指を滑らして移動できます。全ての曲でその音 (運指)を使用する訳ではございませんが、早い曲や滑らかな音色を演奏するときに差がでることでしょう。
・上位機種ネックに付替可能
別売りのカスタムネックや62モデルのネックが使用可能です。
管楽器は口元に近づくほどより音色に差を感じられると言いますので、リード/マウスピース/リガチャー/ネックはこだわる箇所なのです。音の"鳴り"にこだわったこちらのモデルYAS-480は異なるネックが付属しているだけでなく、深く音楽を楽しみ豊かな音色を生み 出したいと思ったとき、高級モデルであるカスタムシリーズや62モデルのネックへの変更が可能な仕様。自分のレベルに合わせ段階を経て長く愛用いただけます。
・手彫り彫刻
62モデルと同じ手彫り彫刻を採用。見た目も高級感があります。YAS-280と380には彫刻はありません。
・ケース
YAS-280、YAS-380のケースは2WAYケース。手持ちとリュックです。YAS-480は人気の3WAYケース。肩掛けのショルダー持ちができ便利。
▼管体素材と塗装の違い
管体素材の違い
同じような色に見えても実は素材が違っていたりします。サックスは木管楽器に分類されますが素材は金管楽器と同じ真鍮(ブラス)が使用されています。ただ金管楽器のように種類は多くなく基本イエローブラスが使用されます。YAS-480はイエローブラス製です。
・イエローブラス...明るく、張りのある音色。銅が70%、亜鉛が30%。
・ゴールドブラス...幅のある豊かな音色。銅が75~85%、亜鉛が15%~25%ほど。
・レッドブラス...より柔らかく落ち着いた音色。銅が85~90%、亜鉛が10%~15%ほど。より丸みのある音色に、深い響きを与えます。
塗装(仕上げ)の違い
ヤマハのラインナップにはクリアラッカー仕上げはありませんがサックスや金管楽器の仕上げではよく使用されます。YAS-480はゴールドラッカー仕上げです。銀メッキ仕上げの楽器に比べて抵抗感が強くなく、初心者の方には吹きやすいです。
・クリアラッカー...透明なラッカーでソリッドで暗めの音、フォルテの音抜けが良いと言われたりします。
・ゴールドラッカー...クリアラッカーを混合してつくられており、濃いめのゴールドになります。大差はないですが、シャープで音の立ち上がりがよいと言われたりします。
・銀メッキ...柔らかな音色になると言われています。やや抵抗感がありますので表現力を求める演奏にも向いています。
▼バネ材質
サックスに関わらず木管楽器のキイ、これを動かすためにバネが使われています。サックスの針バネは上級モデル以外は基本的にステンレスのものが多く、上級モデルになると硬質鋼になります。YAS-480含めスタンダードシリーズははステンレスのバネを使用しています。ステンレスのバネの良いところは錆びにくく丈夫で長持ちしやすいことです。硬質鋼の方がレスポンスが良いですがステンレスに比べ折れやすく錆びやすいです。
▼サムレスト(指かけ)
可動式なのでご自身の手のサイズなどに合わせて使いやすい角度に調整が可能です。
▼支柱
サックスには楽器を支えるために支柱がついています。ベルと本体をつないでいる金具です。
YAS-480は2点支柱です。YAS-280、380は2点で支えてはいますが管体に直付けされているのでYAS-480の方がより管体が響きやすい傾向です。
・2点支柱...3点支柱より吹奏感が軽い。明るい音色、吹きやすさを重視したモデルに使われることが多い。
・3点支柱...2点支柱に比べ抵抗感が強くなる傾向にありますが、低音までパワフルな鳴りになります。
▼ネックについて
YAS-480には480専用ネックが付属しています。
YAS-480以上のモデル、プロフェッショナルシリーズ、YAS-62から上のモデルはカスタムネックに付け替えることができます。より自分の好みの音、表現したい音に近づけるための選択肢が豊富です。
※YAS-62(S)/YTS-62(S)は2021年11月時点の現行モデルおよび一部の旧モデルに互換性があります。
別売ネックラインナップ
・V1タイプ...息がしっかり入り余すところなく楽器を鳴らすことができる。抜群の吹奏感でクリアで豊かな響きが得られます。ダイナミクスレンジの広さが特長。
・E1タイプ...コントロールしやすく、心地よい抵抗感とレスポンスの速さが特長。
・C1タイプ...タイトな吹奏感が吹き心地をより良いものにします。コントロールしやすく安定した音程感と立ち上がりの早さが特長。
・G1タイプ...密度のある響き、適度な抵抗感を持ちながらも息が入りやすい。特に高音域でのコントロールのしやすさが特長。
▼YAS-480の特徴
YAS-480はエントリーモデルの中でも音の大切なポイント、ネック部分の音の鳴りを向上させたモデルです。カスタムシリーズのネックへ付替が可能なので、吹奏感や音色に変化をもたらすこともできます。エントリーモデルは基本、吹けるようになってくると吹奏感、表現に物足りなさを感じて上位モデルへ買い替えをされる方が多いと思います。YAS-480はネックの付替で吹奏感等に変化もたらすことができるのでエントリーモデルでありながら上達してきた時にも対応ができるモデルかと思いますので長く使用していただけると思います。手彫り彫刻で高級感もあります。これからサックスを長く続けていきたいと思われている方はぜひYAS-480をご検討ください。
YAMAHA ALTO SAX YAS-480 ヤマハ アルトサクソフォン YAS480
■彫刻あり
■オプションネック対応
■調子: E♭調
■システム:High F♯、フロントFキィ(固定式)
■Low C#開き止めメカ:ローC#キイが確実に閉まるよう新設計され、低音の発音性と音色の均一性が格段に向上しました。
■シーソーキイ(シーソー式左手小指キイ)
■仕上げ:ゴールドラッカー
■ベル:2枚取り
■ベル支柱:2点式
■パッド:プラスチックレゾネーター
■針バネ:ステンレススプリング
■鉛フリーハンダ使用
■アジャスタブルサムレスト:上下位置や角度調整が可能な指掛けで、長時間の演奏でも指に負担がかからず快適です。
■指貝材質:ポリエステル
※仕様が画像と異なる場合がございます。
セット内容
■サックス 本体
■セミハードケース...手さげ、リュックタイプ、さらに肩掛けショルダーと3種類の持ち方ができます。
■ネック(AS-480用ネック)...別売のカスタムネック、62モデルのネックも取り付けが可能。
■マウスピース...スタンダードなAS-4C。ティップオープニング 1.60mm、フェイシング 23mm
■リガチャー
■キャップ
■リード
■ネックストラップ
■コルクグリス
■クロス
■取り扱い説明書/保証書
■ダダリオ レゼルヴ ラバーマウスピース
■チューナーメトロノーム
■チューナー用マイク
※仕様が画像と異なる場合がございます。