YAMAHA ヤマハ TF-RACK ◆ ラックマウントタイプデジタルミキサー Digital Mixer TFシリーズ
TF-RACK ◆「TFシリーズ」(TF5/TF3/TF1)に追加となるコンパクトなラックマウント型モデル Digital Mixer TFシリーズ
TFシリーズの直感的なユーザーインターフェースを継承したオールインワン、ラックマウントタイプデジタルミキサー TFRACK
◆ YAMAHA TF-RACK ◆
革新的な操作性で熟練のエンジニアからミキシングを学び始めたオペレーターまで幅広いユーザー層から好評を得ている「TFシリーズ」の特長を継承しながらも、コンパクトな3Uサイズを実現しました。 『TF-RACK』は、タッチパネルによる直感的なユーザーインターフェース「TouchFlow Operation」などにより、スペースに制限がある会場や演目においても、直感的かつスムーズな操作性を提供し、可搬性にも優れるため素早いセッ ティングと快適なオペレーションを実現します。
直感的なユーザーインターフェース、セットアップ/オペレーションをスムーズにする新機能群、実用的なシーン/プリセットメモリー、操作性を追求したハードウェアデザイン、そしてコンソールとのシームレスな連携を実現するアプリケーション群からなる操作体系「TouchFlow Operation」により熟練のエンジニアからミキシングを学び始めたオペレーターまで、あらゆるユーザーに快適なオペレーション環境を提供するTF シリーズはデジタルコンソールの操作をこれまでになく快適なものにし、様々なレベルのユーザーや多彩な用途に対応しました。TF-RACKはそのTFシリーズの特長を継承しながらもコンパクトな3Uサイズを実現しました。
■主な特長
◆「TFシリーズ」の優れた操作性を継承したラックマウント型デジタルミキサー
『TF-RACK』は「TF シリーズ」と同様に、1つのノブを操作するだけで最適なコンプレッション効果を得られる「1-knob COMP」や、1ノブの簡便さをイコライザーに拡張した「1-knob EQ」、各入力信号のゲインを最適化できる「GainFinderTM」など、シンプルな操作で音作りを可能にする機能を多数搭載しています。また、数々のマイクメーカーやサウンドエンジニアとの協業により生まれた実用的なプリセット「QuickPro Presets」も搭載。楽器やマイク入力に加え、新たにULTIMATE EARS社のインイヤーモニター商品群にも対応し、それぞれの楽器や出力先に最適化されたプリセットから選択するだけで、ミキシングを学び始めたオペレーターにも扱いやすく、熟練エンジニアにとっても作業時間の短縮に役立ちます。さらに、これらやプリアンプを含む全てのミキシングの設定を保存したシーンメモリーを読み込むだけで、ライブやイベントの演目に合わせて瞬時に設定を切り替えることもできます。『TF-RACK』の設定ファイルは、コンソール型の「TF シリーズ」(TF5/TF3/TF1)と互換性があるため、リハーサルスタジオではコンソールを用いてデータを作成し、実際の現場ではラックマウント型の『TF-RACK』を持ちこんで使用することも可能です。ラック収納時・運搬時にもスペースを取らず、イベントPAから設備用途まで幅広い用途で活躍します。
◆ヤマハならではのナチュラルなサウンドと豊富なエフェクト
音質にとって重要なプリアンプには、ヤマハのハイエンドレコーディング機器で定評のある D-Pre マイクプリアンプを搭載。入力ソースの持つニュアンスを損なうことなく、忠実に原音を再現します。また、ライブやレコーディング現場で定番のSPXエフェクトを搭載。リバーブやディレイはもちろん、フランジャーやコーラスといったモジュレーション系エフェクトや3バンドのマルチバンドコンプレッサーなど、19プログラムを用意しています。
◆『TF-RACK』とシームレスに連携する各種アプリケーション
『TF-RACK』は、「TF シリーズ」と同様にミキサー本体とシームレスに連携し、どのデバイスを使用しても同じ感覚で操作できる3つのアプリケーション、「TF Editor」「TF StageMix」「MonitorMix」に対応しています。PC/Mac 用アプリケーションの「TF Editor」は、各種パラメーターの編集やシーン/プリセットデータの管理、キーボードによるチャンネルネーム入力などの機能を備え、時間や場所を問わずオフラインでの事前準備を効率よく行うことができます。また、「TF シリーズ」のワイヤレスコントロールを可能にするiPad用アプリケーション「TF StageMix」を使用することで、客席やモニタースピーカー前などのリスニングポジションで音を聴きながらのリモートミックスを行うことができます。コンソールの近くに置いて本体ユーザーインターフェースを拡張することも可能です。さらに、「TF シリーズ」のAUXミックスをワイヤレスでコントロールできる「MonitorMix」は、iPhone/iPod Touchに加え、Android端末にも対応します。最大10台まで同時使用が可能で、各演奏者が手元で自分のモニターミックスを作ることができます。
◆「TF シリーズ」と同一のタッチパネルを搭載し、本体のみでもフルコントロール可能。
タッチパネルに最適化した直感的なユーザーインターフェース「TouchFlow Operation」により、音を直接触るように素早く流れるようなミキシングを行うことが可能です。デジタルミキサーを使用したことのある方だけでなく、現在アナログミキサーを使用している方、今までミキサーを触ったことがない方でも短時間で操作方法を習得することができます。フェーダー画面やを追加し、タッチパネル周辺に配置されたTOUCH AND TURN ノブ、USER DEFINEDノブ等の操作子と組み合わせて、スムーズで緻密な調整を行うことも可能です。
◆豊富な入出力拡張性
『TF-RACK』の背面にはコンパクトながら多くの入出力端子を装備。3Uサイズの本体だけでも幅広いアプリケーションに対応可能です。また、オプションのDante 入出力カード「NY64-D」とI/Oラック「Tio1608-D」を用いることで、幅広い用途に柔軟に対応することができます。シンプルな設定で高音質なステージボックスシステムの構築が可能です。
TF-RACK |
ミキシングキャパシティ |
インプットチャンネル |
40 (32モノラル + 2 ステレオ + 2 リターン) |
メインバス |
3 (Stereo + SUB) |
AUXバス |
20 (8モノラル + 6 ステレオ) |
GROUP |
8 DCA グループ |
I/O端子 |
入力端子 |
16マイク/ライン (XLR/TRSコンボ) + 1 ステレオライン (RCAピン) |
出力端子 |
16 (8XLR + 8TRS フォーン) |
拡張スロット |
1(NY64-D専用) |
シグナルプロセッサー |
8 エフェクト + 10 GEQ |
録音/再生機能 |
PC/Mac
(USB2.0) |
録音34トラック
再生34トラック |
USBストレージデバイス |
録音2トラック(USBハードディスク/SSD)
再生2トラック(USBハードディスク/SSD/フラッシュメモリ) |
サンプリング周波数*1 |
内部クロック 48kHz、Dante Clock:48kHz, 44.1kHz (NY64-D 使用時) |
シグナルディレイ |
Less than 2.6 ms, INPUT to OMNI OUT, Fs=48 kHz |
フェーダー |
100 mm motorized, Resolution = 10-bit,
+10 dB to 138 dB, ∞ dB all faders |
周波数特性 |
+0.5, 1.5 20Hz-20kHz, refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OMNI OUT |
全高調波歪率 *2 |
Less than 0.05% 20 Hz-20 kHz @+4 dBu into 600 Ω,
INPUT to OMNI OUT, Input Gain=Min. |
ハム&ノイズ *3 |
128 dBu typ., Equivalent Input Noise, Input Gain=Max.,
85 dBu, Residual output noise, ST master off |
ダイナミックレンジ |
110 dB typ., DA Converter,
108 dB typ., INPUT to OMNI OUT, Input Gain=Min. |
クロストーク@1kHz*4 |
100 dB, adjacent INPUT/OMNI OUT channels, Input Gain=Min. |
寸法 (W×H×D) |
480mm × 132mm × 409mm |
質量 |
9.2 kg |
消費電力 |
85W |
電源条件 |
AC100V 50/60Hz |
温度範囲 |
動作温度範囲:0-40°C 保管温度範囲:-20-60°C |
付属品 |
クイックガイド、 電源コード、ゴム脚 、Nuendo Live(DAW ソフトウェア) |
別売オプション |
Dante入出力カードNY64-D、 フットスイッチ (FC5) |
*1 Pull up/down はサポートしていません。
*2 全高調波歪率の測定は80kHz, 18dB/Octのフィルターを用いています。
*3 ハム&ノイズレベルの測定にはA-Weightフィルターを用いています。
*4 クロストークの測定には22kHz, -30dB/Octのフィルターを用いています。
※上記製品仕様は2016年12月時点のものです。
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