A.Kuwano Guitars #21 *2009

大分県のギタールシアー、桑野亜矢喜氏の手掛けるA.Kuwano Guitars。2001年に世界的にも有名なギター製作家の専門学校、ロバート・ベン・スクールを卒業した後、TAKU SAKASHTA氏の元でギターメイキングプログラムを習得。現在は大分県日田市のプライベート工房にて、良質なオリジナルギターを製作されております。

 

本器はラウンドショルダー・スタイルの#21。#21は制作の通し番号21本目のギターという事で、製作は2009年の作品になります。

 

トップ材にはシトカスプルース、サイド&バック材にはブビンガを使用。指板とブリッジはエボニー材、約44.5mmナット幅、約645mmスケール、Gotohペグの仕様。

 

ブビンガ材らしい硬質で引き締まったサウンドが素晴らしく、豊かな音量感と引き締まった低域を持ち、全体的にクリアな音色で、楽器としてのポテンシャルの高さを感じます。音量感と音の立ち上がりの良さは抜群で、ピック弾きでもフィンガープレイでも幅広くこなせる万能型の1本となります。

 

使用感は相応にございますが、楽器としてのコンディションは良く安心してご使用いただける個体です。当店入荷時にネックアイロンによる弦高調整、サドル交換、フレットすり合わせを行っており、弦高が現在6弦側約2.5mm、1弦側約1.9mmにてセットアップ済みとなっております。付属のハードケースの錠ロック部分が破損しており使えませんが、ハードケースとしての持ち運びや通常使用に於いては問題なくご使用いただけます。

 

程度の良いルシアーギターをお探しの方にお薦めの個体です。

 

 

TOP：シトカスプルース

SIDE&BACK：ブビンガ

指板：エボニー

ブリッジ：エボニー

スケール:約645mm

ナット幅：約44.5mm