Martin Custom Shop CTM 00-42K2 "Premium Figured Hawaiian Koa"

当店カスタムオーダーの最新作。2022年9月にコロナ明け4年ぶりに行われたMartinファクトリーツアーにて、現地選定した木材にてカスタムショップへオーダーしたワンオフのカスタム品となります。

 

製作はマーティン社最高の技術によるハンドメイドでの組み上げとカスタムショップグレードと呼ばれる選定材が惜しみなく使用される、現代マーティンの最高峰”マーティンカスタムショップ”。膨大な敷地の僅かな一郭で、熟練の職人のみが配属を許される僅か15人程の精鋭集団。その仕上がりはもちろんスタンダードをあらゆる面で凌ぐ超一級品です。

 

本器はK2というボディ材が全てハワイアンコア材で製作されるモデルで、12Fジョイント&スロテッドヘッド仕様の00-42。年々上質なハワイアンコアのストックは無くなってきており、当店ではファクトリーツアーで木材の現地選定した際、良いコア材が確保出来た時にだけ、このK2をオーダーするようにしております。

 

モデルベースとなっているスロテッドヘッド仕様の00-42は、ジョンメイヤーモデルとした人気を博した00-42SC John Mayerなどに象徴されるように今でも非常に人気のあるスタイル。12Fジョイント特有の豊かなローエンドが非常に気持ち良く、40番台特有の煌びやかさと合わさって、ずっと弾いていたくなる独特の演奏フィーリングのあるギターです。

 

今回そんな00-42用に選定したハワイアンコアはマーチン社のストックの中では最高ランクのプレミアムグレード"4"のストック中から、最も良いと思った木材をチョイスさせて頂きました。年によっては、45や42にはふさわしくないと感じざるを得ないストックしかない年もある中、この2022年は納得のいく木材が見付けられた年となりました。

 

サウンドは素晴らしく良く仕上げて頂いており、オールコア特有のシャリシャリ感や中抜けしたような感じはほぼ無く、コア材らしい豊かな中域とサスティン、艶やかで煌びやかさもまとった42らしい音色となっております。

 

その他スペックとして、マホガニー材ネック、ブラックエボニー材指板&駒、ナット幅は47.6mm(Modified Low Ovalシェイプ)、約632.5mmスケール、ヘッド表にはオルタネイティブ・トーチインレイ、45スタイルのスノーフレイク指板インレイ、ブリッジには6ポイント・スノーフレイク・インレイ、ヘッド裏にはC.F.Martin & Co.スタンプ、ペグはGrover Gold H97-18GAとなります。

 

ハワイアンコア材を使用したモデルは間違いなく現地選定品をお薦め致します！自信を持ってお薦めさせて頂く1本です。

 

 

スタイル：00-42

トップ材：Highly Flamed Koa (プレミアムグレード)

ブレイシング材：シトカスプルース / Xブレイシング・スキャロップド

サイド＆バック材：Highly Flamed Koa (プレミアムグレード)

指板：ブラックエボニー

ブリッジ駒：ブラックエボニー

ネック材：マホガニー

ネック形状：Modified Low Oval（47.6mmナット幅）

ペグ：Grover Gold H97-18GA

塗装：グロスボディ&グロスネック