Rupert Neve Designs ( ルパート ニーブ デザイン ) 543 - 500 Series Compressor【ローン分割手数料0%(12回迄)】
500シリーズ用コンプレッサー
Rupert Neve Designs ( ルパート ニーブ デザイン )
543 - 500 Series Compressor【ローン分割手数料0%(12回迄)】
特価 149,600円(税込)
500シリーズ用コンプレッサー
543 モノラルコンプレッサーは、自然で音楽的なダイナミクスコントロールからブリックウォールリミッター処理まで、定評あるコンプレッサー Portico 5043 の特徴を500シリーズフォーマットで継承するものです。543 は、フィードバック/フォワードのふたつの動作モードと、ピーク/RMSのふたつの検知モード、サイドチェインハイパスフィルターを装備したフル機能のコンプレッサー/リミッターです。比類なき功績と優れた機能を継承する 543 は、豊かな温かさと柔軟さ、そして正確さを備え、世界中のサウンドエンジニアを魅了します。
カスタム設計のトランスフォーマーを装備した 543 モジュールは、スレッショルド、レシオ、アタック、リリース、メイクアップゲインをフルコントロールできます。さらにはソース素材に合わせて FF(フィードフォワード)と FB(フィードバック)2種類のVCAモードと、ピーク/RMSの信号検知モード、サイドチェインハイパスフィルター(S/C HPF)が用意されています。また、優れたトランスフォーマーカップル仕様のラインアンプとしても利用可能で、2台の 543 をリンクしてステレオソースの処理に利用することも可能です。
コンプレッサーの動作
V.C.A.とは、Voltage Controlled Amplifier(またはAttenuator)の略で、電圧を利用してゲインをコントロールします。電圧を用いたコントロールデバイスは多く存在します。真空管を使用したものや、ディスクリートのもの、統合されたソリッドステート回路、ナチュラルなノンリニアデバイスなど、それぞれの回路設計やパーツ、挙動によって固有のキャラクターを備えます。その多くは素晴らしく、魅力的かつ音楽的な仕上げを行うことができます(もちろんそうではないものもあります)。543 コンプレッサーは Portico モジュール同様に、非常に正確かつローノイズ、低歪のV.C.A.回路を搭載しており、特別なキャラクターがないのが特徴です。
V.C.A.の動作は電圧制御に適したものに変換されたオーディオ信号の一部を使用します。このことで素早い応答速度を実現しながら歪みを抑えることができます。このバランスが絶妙で、応答速度が速すぎる場合、余計なゲインコントロールが生じます。逆に遅すぎる場合は信号過多になったり、コンプレッションが信号の頭に効かなかったりします。この応答速度とタイミングの精度がコントロールパラメーターの "アタック"、イニシャルコントロールされたゲインの持続時間が "リリース" もしくは "リカバリー" パラメーターとなります。これらの要素がコンプレッサーサウンドを形成する上で大きな役割を果たします。
V.C.A.モード - FF と FB?
543 にはふたつのコンプレッションモード : FF(フィードフォワード)と FB(フィードバック)が用意されています。
V.C.A.の制御電圧を 543 の入力信号(V.C.A.の前段)から取った場合、ゲインの変化に対してV.C.A.は即座に反応します。これが一般的な "FF" タイプのコンプレッサーの理論です。
"FB" タイプのコンプレッサーは、543 の出力信号(V.C.A.の後段)をV.C.A.の制御電圧に使用します。この場合、V.C.A.はゲインの変化に対して即座に反応することができません。なぜならば信号はすでにコンプレッサー回路によって整えられているからです。このふたつのコンプレッサーモードのキャラクターは決定的に異なります。特にアタックとリカバリー(リリース)の挙動に大きな違いがあります。543 では実際に使用しながらふたつのモードから適した方、あるいは意図した方を選ぶことができます。
過去に Rupert 氏が設計したコンプレッサーのほとんどは "FB" タイプです。このモードは "FF" タイプよりも音楽的かつ心地よいサウンド効果をもたらします。逆に "FF" タイプは入力信号に対してより正確に動作します。543 では、その両方を選択することができます。
信号検知モード - ピークとRMS
543 は、Portico II Channel でも採用されているピーク/RMSの信号検知モードをフィーチャーしています - これはV.C.A.(コンプレッサー)の動作を信号レベルのピークまたはRMS(平均値)に合わせる際に選択します。"ピーク" はコンプレッサーのアタックをより早くしたい場合に便利で、ドラムやパーカッションなどの急激なトランジェントでも確実なコンプ処理を行います。"ピーク" スイッチをオフにした場合、コンプレッサーは通常のRMSモードになり、入力レベルの平均値に対してアタックとリリースタイムの設定に従って動作します。