SEAGULL by M.Shiozaki SD-60 1937 Aged Madagascar Rosewood / A02 : Medium Aged圧巻のヴィンテージサウンドは病みつきになります。1937年のワイドネック&フォワードシフトのオリジナル・ヘリンボーンを忠実なまでに再現したシーガルのエイジド・シリーズです。
愛媛県西条市に工房を構えるエム・シオザキ弦楽器工房。同工房のマスタールシアーである塩崎雅亮氏は、知る人ぞ知る日本におけるマーティン研究における第一人者であり、国内トップルシアーの一人です。SEAGULL by M.Shiozakiは、塩崎氏のその知識と技術により生みだした「構えた瞬間、弾いた瞬間、聞いた瞬間に円熟味を感じる」事の出来るシリーズとなっております。
今回入荷したのは新ラインナップのAGED SERIES。ヴィンテージのサウンドを再現する為、サウンドのコアとなるトップ材とブレイシング材に"トリファイド加工"を施し、実際のビンテージ材に極めて近い材質感のものを使用。更には3段階のエイジド・レベルを設け、質感や音にまで影響を与える忠実なレリック加工を施した拘り抜かれたモデルです。
本器はプリウォーマーチンで言うワイドネック&フォワードシフトXブレーシング(スキャロップ)が採用された1937年スタイルのD-28スタイル。ダメージレベルはミディアムが採用されております。
スペックは、トリファイド加工が施されたアディロンダックスプルース材トップ&ブレーシング、マダガスカルローズウッド材サイド&バック、ワンピースマホガニー材ネック、エボニー材指板&ブリッジ、ロングサドル、ダイアモンドスクエア指板インレイ、べっ甲柄ピックガード、ヘリンボーントリム、アイボロイドバインディング、ジグザグバックストリップ、Waverly#4076レリックペグの拘り抜かれた内容となっております。(トラスロッドは仕込まれております)
このギター、ヴィンテージを知り尽くした塩崎氏が設計・ボイシングを行っているということで期待はしておりましたが、実際実物をしっかり触ってみるとその圧倒的なクオリティにただただ驚かされます。握った時のグリップ感、コードを弾いた際の和音の溶け込んでゆくサスティーン、適度なピークがありながら力強く前に出るシングルノート、ヴィンテージでしか感じ得無い様々な細かい情報が新品のギターなのにしっかりと詰まっています。
マダガスカルローズSide&Back仕様で引き締まったトルク感のある出音となっており、フラットピッキング向きで弾き応えを求めるプレイヤーにはバッチリの個体です。トリファイドトップならではの開放感と素早い立ち上がりは非常に扱いやすく、一音一音しっかりと鳴らしきれるストレスフリーな1本。
サウンド、フィーリング、全てにおいてヴィンテージファンの皆様にご満足頂けるモデルになってると思います。ぜひ一度実機に触れてお確かめ下さい。
Top:Solid Torrefied Adirondack Spruce
Side:Solid Madagascar Rosewood
Back:Solid Madagascar Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly #4076/Relics
Fingerboard Inlay:Abalone
Rosette:White&Black
Binding:Ivoroid/Herringbone
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:647mm
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