▼目的と効果について
楽器の音量が大きくて練習しずらいという方が、なんとか少しでも音を抑えて練習したいというときに使用するアイテムです。
とはいえ音は出ますので、ベルに物を詰めて弱音するような別売のエアスルーミュートなどとの併用もおすすめです。使用するマウスピースによっても減音効果が異なります。
通常の演奏時と同じようにたくさんの息を入れても音量が小さくなるというメリットがあり、演奏時に近い感覚で運指練習や、息をたくさん使う練習ができ、楽器をしっかり鳴らすための基礎的な体の使い方を身も着けやすいと思います。
▼エアスルー・リードとは
普段どおりの息の量や音量で練習することが難しい環境でも練習ができるように作られたリードでで樹脂製リードの先端に独自のスリット(切れ目のようなもの)がはいっています。
スリットから適度に息を逃す構造と、振動する先端の面積を減らすことで減音効果を高めています。素材は、食品安全基準をクリアした樹脂を使用しています。
▼類似品との違い
似た商品で「サイレントリード」というものがありますがそもそもの構造が異なります。
・サイレントリード(他社品)...リードに溝があり、そこから息が完全に抜ける構造で音はでません。リードの振動もないためストローのようなもので息を吹き込んでるような状態です。
・エアスルーリード...リードにスリットを入れることでリードの振動する面積を減らし、減音します。よって音がでます。
▼使い方
普段使っているマウスピースにエアスルーリードを装着して演奏してください。(普段ご使用のリードは使用しません。)
性能を最大限に発揮するために、できるだけリードの接地面(テーブル)が平らなマウスピースを使用し、リガチャーのネジをしっかりと閉めて下さい。
金属製のリガチャーは締めすぎるとリガチャーが切れてしまうことがあります。普段お使いのリードよりエアスルーリードは厚めであると思いますのでご使用の際はご注意ください。
樹脂製なので水洗いもできて衛生的に使えます。
▼リードのカットの違いと選び方
2022年11月時点ではアルトサックス用のみのラインナップとなり、以下2種類のカットがあります。
●Classical...シンリップ 下唇を歯に巻き込み、口角を上げた吹き方。厚みラインナップは2.5、3、3.5、4、4.5の5種類。
●JAZZ...ファットリップ 下唇をあまりに歯に巻き込まずに、クッション性をもたせた吹き方。厚みラインナップは1.0、1.5、2.0、2.5、3、3.5、4の7種類。
番手(厚さ)について
エアスルー・リードの番手(厚さ)は、一般的なリードの番手とは異なります。画像の適合表を参考に、お使いのマウスピースや奏法にあった製品をお選び下さい。
(適合表にはないマウスピースについてはお問い合わせいただければメーカーに確認をさせていただきます。ただし情報が得られない場合もございますのでその際はご了承くださいませ。)
▼使用上の注意
強く吹きすぎないように、通常の息の量でご使用下さい。
本製品は音を消す装置ではありません。効果には個人差があります。
▼エアスルーシリーズのご紹介
・エアスルーリード(こちらの製品)
・エアスルーミュート...ベルに装着して減音
・エアスルーバッグ...楽器をバッグに入れて減音。E-SAXのような構造
・エアスルーパッチ...マウスピースパッチタイプで息の量を減らして減音。リードとの併用は不可。
B.AIR Air-Through Reeds ビー.エア エアスルー・リード
■エアスルー・リード 練習用
■アルトサクソフォン用 Alto saxophone
■品番:ATR-ASC-4
■カット:Classical クラシカル
■厚さ:4.0 4番
■樹脂製
※細かい仕様が画像と変わる場合がございます。
※本製品は音を消す装置ではありません。効果には個人差がございます。