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「あ〜immortal noctilucaの曲をリミックスしたいけどクオリティの高い音源も持ってないし楽器も弾けないしどうすればいいのかわからないな〜
まるで本物のオーケストラが目の前にいるような壮大なストリングやスタジオミュージシャン級のアコースティックギター、そして世界的EDMで も使用されているようなシンセが全てバンドルされているような音源ないかな〜」
とお悩みのみなさまに今日はとっておきの企画です。
Native Instruments のKOMPLETE 11 シリーズとMASCHINE JAM そして KOMPLETE KONTROL S シリーズを使用、immortal noctilucaの楽曲リミックス術を丸ごとお伝えします!!
ゲストはNative Instrumentsの和田さんとimmortal noctilucaこと天田 優子さんです。 |
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言わされてる感がすごい。
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特定の層に向けすぎ(笑)
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初めまして、Native Instruments Japan Sales Representativeの和田です。
今日はよろしくお願いします。
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肩書きが長いね。
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すいません。
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改めて、immortal noctilucaこと天田 優子です。
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さて、今日は天田 優子さんのソロプロジェクト「immmortal noctiluce」のアルバム「Gleam」収録の楽曲「月の水海」をNative Instruments社の「KOMPLETE 11 ULTIMATE」そして、「MASCHINE JAM」「KOMPLETE KONTOR S25」を使ってリミックスをしてもらいます。
和田さん、リミックスの出来はいかがですか? |
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まぁまぁです。
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そこは最高って言いなよ〜(笑)
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今回の企画では二回に渡って作ったリミックスの解説と優子さんのインタビューを行っていこうと思います。
ちなみに和田さん、前編のテーマは? |
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はい、今回のリミックスで使用した音源を前編ではKONTAKTベースのサンプリング音源、つまり生楽器を録音して生まれたソフトウエアを中心に、後編ではリズムトラックを作成したMASCHINEソフトウエアとMASSIVEやFM8などのシンセベースの音源を紹介したいと思います。
今回のリミックスで録音した音も別々で書き出ししたのでどういう音で構成されてるかも聴けるのでそこも楽しめるポイントかと思います。
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わかりました!
では、まずは元になる楽曲を聴いてみましょう |
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エモい
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(…エモいとは?)
優子さんこちらの楽曲はどのようなイメージで作られましたか? |
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この曲はイントロのピアノのフレーズからできた曲で、Native Instrumentsの「UNA CORDA」の音色でいろいろ弾いて遊んでたのがきっかけででした。
なので、ピアノを軸に作っていきました。
内容は潜在意識の話というか、自分の聖域である内側と、外側の現実世界のことを歌った曲なので、その対比を表すようなアレンジを意識しています。
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優子さんらしい力強く繊細な楽曲ですね。
それでは、和田さんのリミックスを聴いてみましょう。 |
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エモい
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それしか語彙ない人みたいになってる(笑)
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(だから、エモいとは?)
さて、和田さんこのリミックスのポイントはどこですか? |
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元の楽曲がどちらかというとダーク寄りで3拍子なこともあって、少しメルヘンだけどちょっと怖い、みたいな雰囲気なので歌詞も聴きながらこの曲の前向きな部分だけを抽出して現実逃避みたいなのをテーマに作りました。
今回はKOMPLETEのみを使用してのリミックスになるので、出来るだけ色んなソフトを使うことも意識して箇所箇所に色んな要素を散りばめてみました。 |
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なるほど、二人とも制作の過程が違って面白いですね。
優子さん、リミックスを聞いてみていかがでしたか? |
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すごくドリーミーで、原曲を壊しすぎず残しすぎずとても良い具合に原曲と差別化されてて面白いリミックスだなと思いました。
とにかくパッドの音とかがすごく綺麗なのが印象的でした。あとベースの音も!
個人的にはドラムが好きでアルバムでも自分で打ち込んでるので、まずはリズムトラックがどうなってるか気になります。
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アコースティックギターの音がすごくリアルですがこれもソフトウエアで鳴らしているんですか? |
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この音源は「strummed acoustic」と言ってKOMPLETE 11に収録されています。
スタジオミュージシャンの迫力のある演奏を左手で奏法、右手でコードを鍵盤で弾くことができ、リアルタイムにパターンを変えていくことができます。 |
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え、もうこれでいいやん(笑)
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パターンを変えるだけでなくアコギのボディを叩いた打音やエンディングに使うストロークなども再現が可能です。
今回は3/4拍子の曲だったのでそのプリセットを選びコードを演奏しました。 |
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セッティング画面
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オケの雰囲気に合わせて高音成分を多めに設定し、気持ちコンプとEQをかけてます。 |
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ピアノはアタックが強くて抜けの非常に良い音ですが何を使われているのですか? |
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ピアノはKOMPLETE 11 収録の「UNA CORDA」という音源です。
世界に一台しかない手作りのアップライトピアノを精密にサンプリングした個人的にも今回のKOMPLETE 11収録音源で1番好きなピアノ音源です。 |
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実はこの「月の水海」のオリジナルバージョンでもUNA CORDAを使ってるんです。
初めて聴いた瞬間に「これだ」と言うインスピレーションがあって一気に想像が膨らんだんです。
私も大好きな音源です。
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映画音楽などの雰囲気が重要視される音楽でももちろんですが、ポップスの中で使うことで新鮮な要素を取り入れたい時にもぜひ使ってもらいたいですね。 |
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ベース音源にはKOMPLETE 11収録の「Scarbee MM-BASS」です。
70年代のディスコ・ファンクサウンドをサンプリングされた音源ですが、驚くほど色々なジャンルで使えます。 |
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自分で作るデモでは基本的にいつもベースが一切入ってなかったりしたけど、これがあったら私でもベース入れられそう!って思いました。
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この音源はKOMPLETE 11 に収録されているんですが、もう一つ「Scarbee MM-BASS Amped」と言うものがあってそれはKOMPLETE 11 ULTIMATEに収録されています。
Ampedのバージョンは4つのアンプバージョンとサステイン、ミュート、ハーモニック、ハンマリングオン、プリングオフ、スライドなど様々な演奏テクニック機能も搭載されています。 |
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中盤のストリングで盛り上げるパートに関してはKOMPLETE 11 ULTIMATEに収録の、「SYMPHONY ESSENTIALS - STRING EMSEMBLE」を使用しました。
60人編成のフルストリングオーケストラのサウンドが収録されて、本格的なオーケストラサウンドが手軽な操作で演奏することができます。
すごく存在感のある音なので今回はここぞ!というタイミングで一箇所だけ使用して印象付けてみました。
同じくKOMPLETE 11 ULTIMATEに収録の「SYMPHONY ESSENTIALS -BRASS EMSEMBLE-」も一箇所だけ使いました。 |
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音自体に説得力があると感じたし、周りのオケにも馴染みつつここぞというところでインパクトがあるアレンジができるのでバンドアレンジでも使えそうです。
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このソフトウエアはKOMPLETEシリーズには収録されていない「SYMPHONY SERIES」と同じ高音質なレコーディングとインターフェイスが使用されているのでこれをきっかけに本格的なスコアリングを始める方にもおすすめです。 |
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