Gibson ( ギブソン ) ES-225T *1957センターポジションにP-90を搭載。ピッキングニュアンスによって様々な音色を奏でられる弾き応え有る1本です。
ES-225は、バードランドやES-350Tと並ぶギブソンの新機軸“シンライン”モデルの1機種として、1956年にリリースされました。当時はES-175に代表されるような、ボディの厚みがあるフルアコースティック・ギターの全盛期。しかし、時代の変化により音楽が大音量化する中で、ギブソンはフィードバックに強く、取り回しが楽な薄いボディのフルアコ・モデルの開発に着手しました。
ES-175と同じ16 1/4インチのボディサイズに胴厚1 3/4の薄胴(ES-175の半分程度)が採用されており、ピックアップはドックイヤータイプのP-90がセンターに1基のみという非常にシンプルな構造。フルアコ構造となっており、テールピースはトラピーズ・ブリッジ・テイルピースという初代レスポールにも搭載されていたブリッジと一体化したタイプとなります。1955年から58年の僅かな期間しか生産されていない稀少なモデルです。
本器は1957年製で、ノンクラックで状態の良い個体です。ウェザーチェックなどは多数ありますが良い風合いとなっており、目立つ打ち傷などもなく木部の状態は年代を考えると抜群です。ネックに大きな反りやネジレ等の不具合もございません。
フレットはオリジナルのままが保たれているためやや低めとなっており、山自体は8部程残っていますが、高さは新品のフレットの6割ほどの残りです。ペグはオリジナルは1列刻印ホワイトボタンですが、当時のES-345等に取り付けられていた2列刻印2コブタイプのクルーソンスタイルに変更されています。また、トラスロッドカバーとノブも交換済みです。ピックアップ、ポット、コンデンサー配線などはオリジナルです。当時のチップボードケースが付属しておりますが、破損が見られますので実際の使用には不向きかと思います。15フレットのポジションマークが欠品していたので新しいものを打ちこんでいます。
外観上の変更点が幾つかございますので市場価格よりお安くなってはおりますが、サウンドに直結する部分は全てオリジナルですので十分ヴィンテージトーンをお楽しみいただけます。楽器としては非常に良く、抜群の鳴りでお薦めの1本です。
トップ:メイプル
サイドバック:メイプル
ネック:マホガニー
指板:ハカランダ
ブリッジ:Trapeze Bridge Tailpiece
ナット幅:1 11/16インチ
ピックアップ:P-90
コントロール:1Volume,1Tone
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